Headway HD-113 SE/STD

Guitar,MusicGear


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購入年月日2016年3月30日
購入価格¥216,000
購入場所SONIX (浜松市中区高林)


少量生産にてプロダクトされたこのモデルはボディトップ、ブレイシングには美しく目の詰まったアディロンダック・スプルースを、そしてボディサイド&バックには現在は採取不可能である伝説のキューバン・マホガニーを贅沢に使用した特別な楽器となっております。

現在、一般的に「マホガニー」と呼ばれるものには「ホンジュラス・マホガニー」、「アフリカンマホガニー」、「サペリ(マホガニー)」等が挙げられます が、第二次世界大戦以前のMartin等で採用されていた「マホガニー」とはこのキューバン・マホガニーを指し示しており、この材こそが「真正」のマホガ ニーであると古くから言われています。

力強く確かな手応えを感じるボディの鳴りは素晴らしく、エボニー指板の上品なフィーリングと相成ることで、プレイスタイルはもちろんジャンルをも問わず、 ありとあらゆるシチュエーションにてその真価を遺憾なく発揮することの出来る、まさに究極の18スタイルモデルとなっています。

当店入荷の全てのギターは、一本一本厳しい検品、チェックを通過し入荷しております。ネックの状態や杢目等を全て確認し、動作も全てチェック済みです、ご安心してお買い求めください。

商品写真は当店に入荷したギター現物を撮影し掲載しております。お買い上げいただくギター現物となりますので、ご検討の参考にしていただきやすいと思います。

無料でセッティングも行っておりますので、ご購入の際にご相談下さい。その他ご質問等ございましたら、いつでも遠慮なくご連絡下さい。

Body Top : Adirondack Spruce
Body Side&Back : Cuban Mahogany
Neck : African Mahogany
Finger Board : Ebony
Scale : 644mm
Width at Nut : 43mm
Nut : Bone
Machine Heads : GOTOH/SG301 05 C
Bracing : Forward Shift X Bracing
Scalloped at Bracin : Scalloped
Bridge : Ebony
Saddle : Bone

ソニックス 商品ページから引用

人生3本目のスチール弦アコースティックギター。
これまでの2本はMorris、YAMAHAのいずれも低価格帯の製品だった。

YAMAHAのFG-520はもう20年くらいの付き合いになる。
年月が経ってるので、さすがに良く鳴ってくれる。

Yesterdayの宅録をしてる時、突然音に不満を持つようになってしまった。
鳴ることは鳴る。ほんとによく鳴る。
でもなんていうか、軽い。アンサンブルだと気にならないんだけど、ソロだとペンペンとした音で扱いにくい。

一旦疑いの目を持ってしまうと20年の付き合いもどこへやら。
なんでもそうだが、信頼を得るのには時間がかかるのに信頼を失うのは一瞬のことだ。

思えばアコギは日常的に一番手軽に手に取る楽器なのに今までのはあまりに選定がテキトーすぎた。
今度こそちゃんとしたのを買おう。一生付き合える1本を。

一生もののアコギ、といえば多くの人にとってはそれはGibsonであり、Martinであるのかもしれない。

僕も弾いたことがある。たしかに素晴らしい。
良く鳴るし、立ち上がりも速い。
でも、なんていうか、ちょっと凄すぎて僕には扱いきれる自信がなかった。
それに昨今の円安のせいもあって舶来物のギターは高価過ぎる。

そんな僕が「おっ?」と思ったのはHeadwayという日本メーカーのギターだった。
目をつけた1本はかなり高価だった。これまで弾いてたアコギの10倍くらいする。
ドレッドノートでサイド・バックはマホガニー材なので系統としてはD-18。

ただこのマホガニー、キューバン・マホガニーというやつなのだ。

第2次大戦以前のMartinではこのキューバン・マホガニーが使われていたが、入手が困難になり徐々にホンジュラス、アフリカン、サペリに置き換わっていった。それ故にこの「キューバン・マホガニー」こそが真正のマホガニー。今となっては「幻のマホガニー」と呼ばれている…らしい。ネットの製品情報にはそう書いてあった。

でも正直よくわからない(笑)。

実際その「幻」ってどのくらい「幻」なんだろう?
店内にHeadwayの標準仕様の113があったので弾き比べてみた。
標準品はアフリカン・マホガニーなんだそうだ。値段は7万円くらい安い。

全然違った。

僕はそんなに音の良し悪しにうるさい方じゃない。
なにせこれまで弾いていたのは2万円くらいのものなのだ。いや、値段と品質は必ずしも比例しないんだけど、でもやっぱりどうしても格下だ。

だから100,000円越えるようなギターならきっと何を弾いてもビックリすると思ってた。
実際Gibsonも、Martinも、Headwayの標準113も十分びっくりした。素晴らしすぎた。
どれもこれもキンキンキラキラジャカジャカ鳴ってる。

でもこの「幻」はジャカジャカ鳴らしても不思議と暖かい音になる。僕の拙いフィンガーピッキングでもちゃんと鳴ってくれる。
さらにさらに、トップはなんとアディロンダック・スプルース。ビンテージのMartinなんかで使われてた高級材なんだそうだ(最近のはシトカ・スプルース)。

そんなこんなで弾き比べてしまうとこっちの方が俄然いい。GibsonもMartinもしっくり来なかったが、これはピンときた。
以前Antonio Sanchezのスパニッシュ・ギターを買った時もこんな感覚だったっけ。

ということで、お買い上げ。

早速Yesterdayを録音した。慣らし運転兼ねてなのでOKテイクまで相当な回数弾いたよ。

ただし新品の状態だと弦高が高め。
出荷時は余裕率を見て高めに設定されるのはセオリーだとして、12Fで6弦側5mmは僕には高すぎる。後日サドルを削って12Fで6弦2.8mm、1弦2.2mmくらいに調整した。

メンテナンス履歴

宅録使用曲一覧