Fender Limited Edition American Professional Stratocaster – Roasted Maple Neck

購入年月日2020年9月25日
購入価格¥140,000 (202,500 – 62,500)
購入場所クロサワ楽器 (池袋店)
4本目
ストラトキャスタータイプのギターを買い替えた…これで4本目だ。
1本目はフェンダージャパンのクラプトンモデル。ミドルブーストが邪魔くさかったということもあるが、それ以上におにぎり型のVネックがどうしても手に合わなかったのが決定打になって手放した。
2本目はフジゲン製。薄めのネックで弾き心地は抜群だった。でもどうしても「本家」への憧れが捨てきれない。
3本目はフェンダーメキシコの50年モデル。ダフネブルーとメイプルネックのコンビネーション、そしてなんと言ってもヘッドの「Fender」のスパゲティーロゴに惚れた。これと生涯付き合っていくつもりで購入したんだけど、若干角張った「モダンC」のネックがどうしても手に馴染まない。ジャパンのクラプトンモデルよりはましだがそれでも長い時間弾いていると疲れてくる。メイプル指板の感触もなんかしっくりこない。ピックアップのノイズも気になる。それにフロントミックスのスイッチは僕にとってはあまり使い勝手がいいものじゃなかった…とそんな具合にネガティブな要素が気になり始めるとあれほど憧れたダフネブルーさえ陳腐に見えてくるから不思議なものだ。
やっぱ一生付き合うならキワモノじゃなくてオーソドックスなのがいい…そう思っていたところに「ソニックブルーでローステッドメイプルネックのアメリカン・プロフェッショナル(=アメプロ。かつてのアメリカン・スタンダード=アメスタの後継)」という風変わりな個体を見つけた。
限定品
ソニックブルーはアメプロの標準ラインナップには無い色。それにネックがローステッド?なにこれ?
どうやら黒澤楽器がフェンダーに特注したものらしい。
ローステッド加工を施したメイプルネックにローズウッド指板、ロック式ペグ、カスタムショップの69ストラトピックアップという仕様。25台の限定生産なんだそうだ。
フェンダーメキシコのストラトを手に入れてからまだ8ヶ月ほどしか経ってないのにもう買い換えるってのはどうなんだと思いかなり迷った。でも結局2本のストラトを下取りに出して購入することにした。
ゆうパック
コロナ禍の中東京に赴く勇気はないので下取りの2本は郵送。ギターを郵送するのは初めて。いろいろ調べるとソフトケースでの輸送はヤマトも佐川も受け付けてくれないんだそうでゆうパック。ここも3辺のサイズが170cm以下という縛りがある。通販でギター輸送用のダンボールとやらを見つけたので取り寄せ、近所のケーヨーデイツーでエアキャップを購入。届いたダンボールはAフルートのシングル。厚さサイズがケースギリギリなので緩衝材があまり入れられない。無事に届くか不安なまま梱包。さらに宅配買取には住民票が必要ということなので日曜午前に交付してくれる役所の窓口へ…とあれこれ手間が掛かった。店には「下取りの2本がそちらに届くまで発送しないで」とお願いしていたので購入手続きをしてから1週間店に預かってもらう形になった。
下取りの2本は発送した翌日無事に先方に届いて合計で62,500の値付け。配送中にバラバラになっちゃったらどうしようと本気で心配してたのでまずはひと安心。同じ日にハードケースに入った新しいストラトがこちらに届いた。
最高のストラトキャスター
ネック形状は気に入っていたフジゲンのものに近くて握りやすい。サテン塗装も相まっていい感じで手に馴染む。高温でネックの水分を飛ばす「ローステッドネック」は年数が経過したのと同じような枯れた音になるという効果があるらしいんだけどこれは新品と比較したわけじゃないからなんとも言えない。でもこの茶色がかった独特の風貌がなんともいえない渋さを醸し出してる。反りに強いというのもありがたい。
慣らしがてらI Shot The Sheriffの音を拾いながらを弾き始めたら楽しくて止まらなくなってしまった。セレクタの位置をちょこちょこ変えながらずっと弾いていた。音色の幅が広い。特にフロントピックアップが心地いい。ストラトってこんなに楽しいギターだったんだ。
ボディーの色、重さ、ネックの握り、弾き心地、全てにおいて大満足。最高のストラトキャスターを手に入れることができてとても幸せ。
アメプロのハードケースは以前購入したジャズベースと同じく樹脂製。軽いんだけどデカい。それになんかかっこ悪い。ストラトのハードケースといえばツイード調のものであってほしかったんだけど…仕方ないか。