ピックアップ&弦交換:Fender American Professional Stratocaster

Maintenance,MusicGear

このストラトキャスターに標準搭載されいるピックアップはカスタムショップの’69セット。
低出力で歯切れがいい、まさに「ストラトキャスター」という音がする。

これはこれでもちろん素晴らしいんだけど、僕としてはもうちょっと暗めというかミッドが強くて粘っこい音にならないかなと思ってた。で、思い切ってピックアップを交換してみることにした。

ピックアップ。
もちろん試奏なんかできないので、レビューの文章や動画くらいしか情報がない。でも実際に付けてみないとどんな音がするのかなんてわからないから賭けというか冒険というか。出たとこ勝負という感じ。

選択したのはVanzandt。
このメーカーのストラト用シングルコイルは4種類。
50年代メイプル指版ストラトのブライトなトーンを再現したTrue Vintage。
62年製ストラトと全く同じパーツ構造を実現したVintage Plus。
Vintage Plusをベースにミッドレンジを膨らませてより粘りを強調したBlues。
Vintage Plusをベースにコイルのターン数を増やしてパワーアップさせたRock。

買ったのは基本Blues。でもこれはウェットすぎてフロントには合わないというレビューを読んだのでフロント用にはTrue Vintage。ミドルは逆巻きにしてハーフトーンでのノイズ防止…と。

すべてメーカーの謳い文句と机上の空論である。
はたしてどうなることか。

交換自体にはそんなに時間が掛からない。
弦を緩めてピックガードを外し、クッションを挟んで裏返し。
スイッチやポッドは外した方が作業しやすいんだろうけど外すのが面倒なのでそのまま。
半田ごてと吸い取りテープでワイヤリングを外し、そこに付けなおすだけ。

ピックガードを元に戻して、音を出しながらピックアップの高さを調整して完成。

フロント:思ったよりハイが出てる。ちょっとドンシャリ気味。
センター:ミドルが豊か。良く伸びる。
リア:粘っこい。やっぱりこれもよく伸びる。
ハーフトーン:キャラ変が激しい。で、ほんとにノイズレスでびっくり。

ミドルが出てきて軽く歪ませた時に心地よい。まさに「ブルース」な音。
反面クリーントーンだとちょっとブーミーかな…。

まぁでも総じて満足である。

ついでに弦も交換。今回初めてアーニーボールのスーパースリンキーにした。

アーニーボールは柔らかくて弾きやすい。
これからはこれにしよう。