弦交換とフレットバター:Hofner 500/1 Vintage 62
僕はベーシストのくせにあまりベースの弦交換をしない人で、昔から切れるまで張りっぱなし。ここ20年くらいは外でガンガン弾くこともなくなってしまったので弦が切れることなんてない。なのでずっと交換してない。
このヘフナーも2013年にメンテナンスに出した時以降ずっとそのまま。それでも別に弦が劣化して弾きにくくなったなんてことにもなってない。
ただ弦よりもフレットと指板がちょっと酷いことになってきた。
ビートルズ絡みのバンドはすべて辞め、宅録ビートルズも終わってただでさえ登場機会が少ないヘフナー。フェンダーのジャズベースを手に入れてから余計に弾かなくなってしまった。弾かないと指板はどんどん枯れていく。冬の乾燥もあってほんとにカラカラになってしまった。このまま放っておくと割れてしまいそうだ。
なので今回は指板のメンテナンス=保湿がメイン。弦交換はそのついで。
これまでギターの弦交換の時にレモンオイルで指板を拭いていた。これが保湿になるんだろうとずっと信じていたので今回も最初はレモンオイルで拭いてみた。でもダメ。拭いてしばらくはしっとりしたように感じるのだが数時間でまたカラカラになってしまう。
なにこれ?全然ダメだ。
「ギター 指板 保湿」でググってみたらどうやらこの「レモンオイル」、揮発性でボディーの汚れ落としにはいいんだが指板には保湿にならないどころか悪影響があるんだそうで。
知らなかった。最悪じゃないか。
フレットもなんとかしたいのでフレット磨きのことも合わせて調べているうちに「フレットバター」なるものの存在を知った。
こいつで指板を拭くだけでフレットの汚れ落としと指板の保湿が一度にできるんだとか。
早速試してみることにした。
まず弦を外す。
指板とフレットはこんな状態だった。
フレットバターってのはなんかの液体が染み込んだフェルト材。
レモンオイルは松ヤニみたいな匂いだけど、こちらはやや甘い匂い。
これで指板を軽く拭く。
次に布でナットから最終フレットに向かって「激しく」拭き取る。布に黒い汚れがべっとり。
これが付かなくなるまで拭き取れということなんだけど、結構しつこい。端切れのボロを5枚くらい使ってようやく黒いものが付かなくなった。
で、仕上がりはこんな状態。
いや、これほんとに感動的だった。
フレットの汚れは落ちてピカピカになるし、指板もいい感じでしっとり。
ハイポジションフレットのピックガード側は劣化が激しくて取り切れなかったけどこれだけ汚れが落ちてくれれば大満足。なにより指板が復活してくれたことが嬉しかった。
弦はいつものラベラのフラットワウンド。
La Bella 760FHB2 “Beatle” Bass Stainless Flats 39-96。各弦に弦番号記したをサイコロみたいな物が入ってて面白い。
ヘフナーのテールピースは弦のリング横向きでギリギリなのでちょっと入れにくいのが玉にキズ。
フレット磨いて、指板保湿して、弦交換。
一連の作業で見事に蘇った!
今回はグッズに頼ってしまったけどやっぱ日頃ちゃんと弾いてあげることが最高のメンテナンス。弾かなくちゃね。