弦交換:Rickenbacker 360/12
買ってから5年。1回も弦交換していないリッケンバッカーの12弦ギター。さすがに弦がくたびれてきたので交換することにした。選んだのはダダリオの10|46のセット。メーカー純正の半額ぐらいだし、なにせダダリオなので信頼できる。
で、交換作業したのだが…。
当たり前なんだけど、12弦だから弦は12本。とはいってもギター2本替えるのと同じでしょ?と思ったらとんでもない。大変さは2本分以上だった。その大変さの要因はこの「リッケンバッカー」独特の構造のせい(褒めてない)。
まず変わってるのが糸巻ペグの構造というかレイアウト。
4-6弦はヘッドから垂直に立っているものが主弦(普通のギターと同じ調律)用、ヘッドに埋もれているのが副弦(主弦のオクターブ上)用。ところが1-3弦はヘッドから垂直に立っているのが副弦用で埋もれているのが主弦用になってる。1、2弦は主と副が同じなのでどちらでもいいのかもしれないが3弦の副弦はこのセットでいちばん細い弦なのでちょっと怖い。
実作業で厄介なのがテールピース。引っかかりが弱くて油断してると弦のポールエンドが外れちゃう。
これかなりイラっとする。
なのでテールピースに引っかけたら弦を引っ張ってカポタストで仮押さえしておく。ビグスビーのカジノとグレッチの弦交換の時に使ってる技(ってほどでもないけど)なんだけどやっておくと幾分ラク。でもほんとは全部の弦をテールピースに引っかけた状態で何かの固定具で固定して貼り終わったらその固定具を外すことができればそれがいちばん効率がいいのかもしれない。
あとブリッジに付いてる金属カバーは弦交換の時は邪魔なので外しておく。交換後に戻しておいたけど、これ何かの役に立ってるんだろうか?
ダダリオの弦はセットごとにポールエンドを色分けしてかつ束ねてくれてるのでありがたい。張り替え前の弦は全部同じ色だった。これメーカーの純正なんだろうか?
初めて、ということもあってまー大変でした。1時間半くらいかかった。