10th Anniversary

よもやま話


10th自宅録音した音源を掲載するためにサイトの運営を始めてから、今月でまる10年になりました。
飽きっぽい僕がひとつのことを10年も続けてこれたのは、サイトの音を聴いてくださった方から様々な反応をいただいたおかげだと思っています。
「素晴らしい」「つまらない」
賛否ありましたが、いずれにしても自分が発信したものを誰かが見聞きしてくれて、何かしらのレスポンスがもらえるということはとてもありがたいことで、継続の意欲の源になったことは間違いありません。

本当にありがとうございました。

この節目に、サイトの構成を変更しました。
内部的にはかなり大掛かりな変更で、コンテンツの移行もまだ完全に終わったわけではありませんが、僕にとっていちばん大切な「宅録音源」については移行が完了したので、一応本日をもってこちらを「正規版」と称することにします

今後ともよろしくお願い致します。


1990年代の中頃から「個人でホームページを持つ」ということに何となく興味を持ってhtmlの勉強を始めて、そのうちインターネット上に自分のコンテンツを持ちたいと本気で思うようになったのですが、それは日記を付けたいとか論文を書きたいというものではなく、「自分が録音した音楽を聴いてもらいたい」というのが動機でした。諸々あってバンドやライブから距離を置いていた自分にとって「可能性のある」表現の場だと思ったからです。

しかし、そこには大きな障壁が2つありました。

まず著作権の問題。
僕の録音はほとんどが他人の著作物なので、無断で公の場に出すことができません。
日本には「JASRAC」という著作物管理団体があり、ここでインターネット上で音楽を配信するために必要な条件を知りました。要は「お金を払え」ということで、条件は色々ある中、現在は「ダウンロード不可のストリーミング配信。10曲以上」という契約で1年間に¥10,000程を支払うことで許諾を得ています。決して安い金額ではありません。でも法を守るということと同時に自己満足を買ってるんだと思って払い続けてます。

もうひとつはファイルサイズの問題。
56kモデム時代は1MBのファイルをダウンロードするのにもとんでもなく時間がかかりました。音楽ファイルはmp3にしても1分で約1MB。なんとかならないかとReal Player等々高圧縮のものをいくつかトライしてみましたが、ファイルサイズの縮小は音質の劣化に直結してしまいます。なかなか「これだ!」という方法論にたどり着けません。
2000年代に入って徐々にADSLのようなブロードバンドが普及し始め、数MB程度のサイズなら下り1.5Mbpsであってもそこそこストレスなく表示できるようになりました。ようやくmp3を無理なく配信できる環境が整ったと思い、2003年にサイトを開きました。当時は"goldmine1969″という独自ドメインを取るということは思いもつかず、無料サーバーで"Rstage"というタイトルを付けてました。

こうしてなんとか2つの障壁を乗り越えて、本格的にサイトの運営をスタートさせました。

コンテンツはhtmlコードのベタ書きから始まり、GoliveでCMSもどきに手を染めて以降、Joomla → Pukiwiki → Movabletype → WordPressとプラットフォームを変えながら現在に至っています。その都度色々勉強したことは自分の中でそれなりに糧になっている…はずです。ひょっとしたらこのちょこまかとしたシステム改訂が僕の「移り気本能」を満たしているのかもしません(^^ゞ


なにせ飽きっぽい性分なもので
今後いつまで根気がもつかどうかわかりませんが(^^ゞ
まだまだやりたいことはたくさんありますし
それに自分の理想に到達したと思ったことはないので

宅録も、サイトも、しばらくは続けると思います。

よろしかったら今後もお付き合いくださいませ。o