No Reply – The Beatles

BEATLES FOR SALE,The Beatles

composed by John Lennon & Paul McCartney ©1964 Northern Songs Ltd.

前にも同じことがあった
君の家の扉を叩いても
返事はない
君はいなかったと皆は言うけど
僕は見たんだ
君が窓から覗き見しているのを

灯りを見た
灯りが見えたんだ

君には僕が見えたはずだ
僕は君の部屋を見上げてたんだから

電話をかけてみても
君は家にいないという
それは嘘だ
君がどこにいたかちゃんとわかってる
君が家に入る姿をちゃんと見てたんだ

もう死にそうだった
死にそうなくらい辛かった

君がどこかの男と
手をつないで入っていくのを見たんだ
それは僕の場所なのに

僕が君の立場なら
きっと気づくだろう
僕こそが
誰よりを君を愛していることを
そうしたら許してあげよう
君がついてきた嘘も
君が返事をくれなかったことも

電話をかけてみても
君は家にいないという
それは嘘だ
君がどこにいたかちゃんとわかってる
君が家に入る姿をちゃんと見てたんだ

もう死にそうだった
死にそうなくらい辛かった

君がどこかの男と
手をつないで入っていくのを見たんだ
それは僕の場所なのに

返事がない
返事がない

ビートルズが1964年にリリースしたアルバム「ビートルズ・フォー・セール」の1曲目。クレジットはLennon – McCartneyだが、実質的にはジョン・レノンの作品である。

前作「ア・ハード・デイズ・ナイト」までと違って落ち着きのある曲調とアレンジはこのアルバム全体のカラーを象徴している。
リンゴのボサ・ノバ風の演奏が地味ながら絶妙。アクセントの部分ではシンバルをオーバー・ダビングするなど、シンプルな楽器編成でありながらもきめ細かな音作りになっている。

I remember (Beatles music publisher) Dick James coming up to me after we did this one and saying, 'You’re getting better now– that was a complete story.’ Apparently, before that, he thought my songs wandered off.

この曲を出した後で(出版社の)ディック・ジェイムズが僕のところにやって来てこう言った。「いいね。ちゃんとした物語になってる」。どうやらそれまで彼は僕の歌は支離滅裂だと思ってたみたいなんだ。

ジョン・レノン(1972)

That’s my song. That’s the one where Dick James the publisher said, 'That’s the first complete song you’ve written that resloves itself,’ you know, with a complete story. It was sort of my version of 'Silhouettes.’ (sings) 'Silhouettes, silhouettes, silhouettes…’ I had that image of walking down the street and seeing her silhouetted in the window and not answering the phone, although I never called a girl on the phone in my life. Because phones weren’t part of the English child’s life.

僕の曲だ。出版社のディック・ジェイムズに「君がきちんとした曲を書いたのはこれが初めてだね」って言われたよ。物語として完結してるって意味でね。これは「シルエット」の僕バージョンってとこかな「(歌う)Silhouettes, silhouettes, silhouettes…」。通りを歩いてると窓に彼女のシルエットが見える、でも電話には出ない…そんな場面を想像したんだ。でも実のところ僕は人生で1度も女の子に電話をかけたことはないんだよ。電話はイングランドの子供にとって生活の一部ではなかったからね。

ジョン・レノン(1980)

We wrote 'No Reply’ together but from a strong original idea of his. I think he pretty much had that one, but as usual, if he didn’t have a third verse and the middle-eight, then he’d play it to me pretty much formed. Then we’d shove a bit in the middle or I’d throw in an idea.

僕らは「ノー・リプライ」を一緒に書いた。でもほとんど彼のアイデアだよ。ほとんど彼だけで完成させたんだけど、いつもみたいに3番がないとかミドルエイトはまだとかそういう状態で聞かせてくれてね。そこで僕が少しアイデアを出したのさ。

ポール・マッカートニー(1994)

Environment

Music Score

History

2023.02.13: version 2.2
2015.11.26: version 2.1
2011.03.23: version 2.0
2002.08.24: version 1.0

Diary


 

Sources