All Things Must Pass – George Harrison

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composed by George Harrison ©1970 Concord Music Publishing LLC

夜明けの太陽は朝のうちだけ
土砂降りの雨もいつか止む
僕の愛はどうやらここまで
何も告げずに君のもとを去るけど
その鬱な気分だって
ずっと続くわけじゃない

万物は流転する
すべては過ぎ去っていく

夕日はじきに沈んでしまう
心の持ちようで嵐も吹き飛ばせる
僕のこの愛もいつかは消えて
離れていくに違いないけど
その暗い気分だって
ずっと続くわけじゃない

万物は流転する
なにもかもが移り変わっていく

あらゆるものに終わりがある
永遠に続く人生の絆など無い
だから僕は自分の道を歩んで
またあらたな日を迎える

暗闇は夜の間だけ
朝が来れば消えてしまう
陽の光はふさわしい時に訪れるさ
憂鬱は長くは続かない

万物は流転する
すべては過ぎ去っていく
あらゆるものに終わりがある
なにもかもが移り変わっていく

1970年11月にジョージ・ハリスンがリリースしたアルバム「オール・シングス・マスト・パス」に収録された。ジョージの最高傑作のひとつと評されている。

1968年末にニューヨークのウッドストックで過ごした後のザ・バンドとの共同作業からの影響を反映した曲で、歌詞はティモシー・リアリーの詩「All Things Pass」からインスピレーションを得ている。

1969年1月から始まったビートルズの「ゲット・バック・セッション」。トゥイッケナム・スタジオでの初日にあたる1月2日にジョージはメンバーにこの曲を披露。以降4日間断続的にこの曲に取り組んだ。同時撮影していた映画の劇中でジョージが本作をソロで演奏するというアイデアについても検討していた。

1月末、ビートルズはセッションの場所をロンドン中心部のアップル・スタジオに移す。これは1月10日に一時的にバンドを脱退したジョージを再び迎え入れるための条件のひとつだった。メンバーは再びこの曲にかなりの時間を割いたが最終的には保留となってしまう。

作家のサイモン・レングが「おそらくビートルズのソロ作品で最も偉大な曲」と評するほどのこの曲をビートルズのメンバー(ジョンとポール)が拒絶したことを疑問視または批判する声は多い。音楽評論家のイアン・マクドナルドは本作について「ビートルズが録音しなかった最も生意気な曲」。ダグ・サリピーとレイ・シュバイクハートは著書「Get Back: The Unauthorized Chronicle of the Beatles’ Let It Be Disaster」で「ジョン・レノンとポール・マッカートニーはジョージの曲が『自分の曲よりもはるかに優れている』と判断した時もたびたびジョージの曲を没にしていた」と書いている。

ビートルズとしての発表の機会を失ってしまったジョージはこの曲と「マイ・スイート・ロード」を旧友で「ゲット・バック」のセッションに参加していたキーボーディストのビリー・プレストンに提供。1970年のビリーのアルバム「エンカレッジング・ワーズ」に「オール・シングス・(マスト)・パス」という括弧付きのタイトルで収録された。

ビリーのアルバムのプロデュースを終えた後、ジョージは自身のソロ・デビュー作となるアルバムの表題曲としてこの曲をを自分で録音することを決めた。共同プロデューサーにフィル・スペクターを迎え5月26日から6月初旬にかけてEMIスタジオでベーシック・トラックを録音。レコーディングにはリンゴ・スター(ドラム)、ピート・ドレイク(スチールギター)、ボビー・ウィットロック(ピアノ)、エリック・クラプトン(ギター)、クラウス・フォアマン(ベース)らが参加した。

My Recording Data

Environment

HostApple Macbook Pro M1
ApplicationApple Logic Pro 10.7
Audio I/FFocusrite Cralett 2Pre USB

Tr.1 :: Drums

  • Drum Kit Designer (Logic)
  • Channel EQ > Compressor > Chroma Verb > Limiter
 

Tr.2 :: Bass

  • Fender American Professional Jazz Bass (full)
  • Bass Amp > Tube EQ > Limiter
 

Tr.3 :: A.Guitar

  • Gibson SJ-200 Standard
  • Channel EQ > Tube EQ > Compressor > Chroma Verb > Limiter
 

Tr.4, 5 :: E.Guitar 1, 2

  • Fender American Professional Stratocaster
  • Amp Designer > Tube EQ > Compressor > Chroma Verb > Sample Delay
 

Tr.6 :: E.Guitar 3

  • Gibson Historic 1958 Les Paul (rear – full)
  • Guitar Rig > Tube EQ > Compressor > Chroma Verb > Sample Delay
 

Tr.7 :: Piano

  • Sampler – Grand Piano (Logic)
  • Console EQ > Compressor
 

Tr.8, 9 :: Alto Saxophone

  • Studio Horns (Logic)
  • Channel EQ > Compressor > Chroma Verb > Direction Mixer
 

Tr.10 :: Tenor Saxophone

  • Studio Horns (Logic)
  • Channel EQ > Compressor > Chroma Verb > Direction Mixer
 

Tr.11 :: Strings

  • Studio Strings (Logic)
  • Channel EQ > Compressor > Chroma Verb
 

Tr.12 :: Vocal

  • Channel EQ > Compressor > Reel ADT > Channel EQ > Chroma Verb
 

Tr. 13, 14 :: Chorus 1, 2

  • Channel EQ > Sample Delay > Compressor > Limiter > Chroma Verb > Limiter
 

Tr. 15 :: Chorus 3

  • KONTAKT – Chorus [u]
  • Channel EQ > Compressor > Limiter > Sample Delay
 

History

2022.01.19: version 1.0

Diary

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