土星の輪!
僕は小学校5〜6年生の時にちょっとした天体少年(?)で、5年生の時にお年玉で小さな反射望遠鏡を買い、星を眺めていた。
望遠鏡、とはいっても小学生が手にできるようなシロモノだったのでまぁ双眼鏡に毛の生えた程度のものだったのかもしれないけど、それでも月はもちろんのこと、金星の満ち欠け、木星のガリレオ衛星、火星の極、はてはオリオン大星雲までうっすらと見えて、かなり熱中していた記憶がある。
ただ、残念だったのは「土星」。
僕が天体少年だった2年間、土星の輪は地球から見ると一直線になっていて見ることのできない周期だったのだ。
あれが見えたらさぞ感動的だったろうに。
再び土星の輪が見えるようになった頃には、僕はもう中学・高校生活を謳歌してる真最中で望遠鏡を覗いたりすることもなくなっていた。
そんなこんなで、月日は流れ。
あれから30年ちょい。
今年の息子の誕生日(今日)のプレゼントに実家の両親が天体望遠鏡を贈ってくれた。
屈折型のもの。型は違えど僕が持っていた反射式と性能的にはどっこいどっこい。
初心者向けであまり倍率は高くない。
昨日までの雨が上がって今夜は雲が切れていたので、月でも出ていれば見せてあげようと思ったのだが、あいにく月はなかった。
う〜ん、他に何かあるかなぁ…と、天球儀のアプリで探してみると…
南の空に土星と火星。
ん?土星?…土星だ!
輪、見えるかな?輪、輪、輪!
昨日開封したばかりで全く焦点調整していない望遠鏡を覗いて土星を探した。
どれだろう・・・
・・・
・・・
・・・!
これかな??
ピントを合わせる。
絶望的に小さい「点」。この方位で黄色く光っているからこれが「土星」だとは思うんだけど…。
小さい。
もう少し倍率の高いレンズに付け替えてみる。
ん?
んん??
・・・こ れ は !!!
輪キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
いやこれ、輪でしょ!
輪!輪!輪!輪!輪!輪!輪!輪!輪!
すごく小さいんだよ。
どのくらい小さいかっていうと、そうだなぁ、視力検査の1.2を見せられてる感じ。
でも本体と輪がちゃんと見える!!!
息子も見て、コーフンしとりました。
30年来の夢が叶った('∀`)