生成AIの利用
服は難しい。そして種類が多い。
これまで自作してきたが、AIに作らせてみたらどうだろう。
流れとしては
- 参照画像を拾ってくる
- 画像をもとにTポーズでイラスト化する
- イラストをもとにモデリングする
- できあがった服データを自分のファイルに取り込む
- 自分が作ったモデルの体に合うように服のサイズを調整する
この2と3の工程を生成AIにお願いしてみる。
ChatGPTでイラスト化
ネットで拾ったダークスーツの画像をChatGPTに送って下記の指示をした。
- 3Dモデルの参照画面として使用するための画像を生成
- 服=ジャケット、シャツ、ネクタイ、スラックス、ローファーのみの画像
- 身体は不要
- アニメ調
- リアルさは不要なので袖や裾のしわは消す
- 腕を横に伸ばしたTポーズ
こんな画像を生成してくれた。

使えそうだ。
別の服を作りたい時はこの会話の続きで参照画像を送り「服をこの画像のものに変えて」と指示するだけで所望のイラストを描いてくれる。これはいい。
TRIPOでモデリング
ChatGPTやGeminiでもblenderで読み込めるスクリプトは出力してくれるのだが、それがどんなモデルになるかを確認するためには都度blenderを開かないといけない挙句欲しいものができることはほぼ無かった。ここはやはり3Dモデル生成に特化したAIを使うべきだ。餅は餅屋、である。
最初に使ったのはMeshyというサービスで、サブスクリプションライセンスの購入までしていた。ここに先ほど作ったイラストを喰わせてみたがなかなか良いものができない。ためしに他をあたってみようと思い、最近よく広告で見かけるTRIPOに画像を渡してみた。
「スマートメッシュ」で3D化してみる。トポロジーは四角、ポリゴン数は5,000で設定。

生成されたモデルがこちら。

素晴らしい!しかも一発目でこのクオリティーとは。
このモデルをblenderに読み込むためにはfbxでエクスポートしないといけないのだが、スマートメッシュのモデルをエクスポートするにはPro以上のアセットライセンスに入る必要があるとのこと。一発でこのクオリティーのものを作ってくれるならこの先も使えるだろうということで迷わずProを購入。Meshyは解約した。
サイズの調整
いい服はできたが自分が作った素体とはサイズが合わない。
TRIPOからのfbxファイルをインポートした後で素体に合わせるための調整が必要になる。
服を着せる、で検索すると「シュリンクラップを使う」というサイトが多く出てくる。「シュリンクラップ」はモディファイアのひとつで、オブジェクトをターゲットの表面に沿って配置する用途で利用される。

が、僕はシュリンクラップを使ってうまくいった試しがない。
もっとも地道な作業は、服の頂点を手作業で移動するという方法だが、もちろんそんなことはやっていられない。
服と素体はともにTポーズで作っているので基本的には縮尺が違うだけなんだが、ただの拡縮だけでは不十分で袖や裾の丈は調整する必要がある。こう言った用途ではどうするのがいいんだろう?と検索してみたら

部分的な微調整ではなく、「服全体の幅を詰めたい」「丈を少し伸ばしたい」といった大まかなサイズ合わせには、アドオン不要のラティスが最適です。
そうなんだ。知らなかった。
ついでに使い方も教えてもらった。
TRIPOに作ってもらったモデルは不可視コレクションBackup_Hiddenに入れ、複製したものをOutfitsコレクションに入れてこちらで作業する。
服の位置と大きさをそれなりに素体モデルに合わせておく。
服を選択した状態でshift+aから選択をラティス変形(Lattice Deform Selected)を選択すると、服の外形に合ったサイズでラティスを生成してモディファイアの関連付けまでを実行してくれる。
ラティスの解像度を変更して調整のための頂点を増やし、頂点を移動させて服のサイズを素体に合うように変更する。


変更が完了したらモディファイアを「適用」する。さらに調整が必要な場合は再度選択をラティス変形を適用するところから始める。この時も最後には必ずモディファイアを「適用」する。
ジャケット、スラックス、ブーツは分割しておいた方がサイズ調整ウェイト調整ともにやりやすい
TRIPOで作ってもらったモデルの品質を維持しながら、自分が作った素体に合うように調整することができた。


全身モデルを乗せると部分的にちょっとはみ出してしまう箇所もあるが、動画用の素体では服の下の体のメッシュは消してしまうので問題になることはない。
次回は…
モデルに色を付ける。


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