Hofner Ignition Bass-L
購入年月日2011年7月10日
購入価格¥37,000
購入場所谷口楽器 (御茶ノ水)
2011年7月9日。池袋ma-ruで開催されたtwitter仲間によるビートルズのセッション大会に初めて参加させてもらった。浜松から重い重いRickenbacker 4001C64を持ち込んだ。自分にとっては1987年12月以来実に24年ぶりのビートルズ楽曲のライブ演奏。ビートルズの音楽が大好きな人たち。数多のプレーヤーによる素晴らしい演奏。会場一体となった盛り上がり…夢のような時間だった。
思い起こせば24年前。
大好きだったのに全く演る機会に恵まれなかったビートルズ。高校生活最後の文化祭が終わった後に「ジョンレノンの追悼ライブでもやるか」という企画が持ち上がった時はそりゃワクワクしたものだ。あまりの嬉しさに「どうせやるならとことんやってやれ」という若気の至りも手伝って当時持っていたグレコのバイオリンベースの弦を左用に張り替え、ピックガードも裏面を白く塗装して反対側に取り付け、ブリッジも調整して「なんちゃってレフティー」に改造。毎日毎日一生懸命練習した。
本番19曲。TaxmanやDon’t Let Me Downというベース的にはテクニカルな曲も含まれたセットリストだったが特に引っかかることも無くちゃんと弾ききった。
その後は左を封印。右での演奏すらまだまだ覚束ないのに左で弾いてたら巧くなれるはずがないことくらいは自分でもわかっていた。もっともっと練習しなければならない。左弾きはあくまでも「あの場限り」のつもりだった。
2002年にHofnerのVintageを買った時も、翌年Rickenbackerを買った時も、「左」なんて考えは微塵もよぎらなかった。
そして今回の池袋。
24年ぶりのビートルズはあの時の情熱を再び呼び戻すことになった。
しかし今持っている高価なVintage 62を改造する度胸はない。新たにレフティーのVintageを買う財力もない。
そこで目に留まったのがこの「廉価版」だった。
池袋ma-ruセッション(2011.7.9)当日、会場入り前に御茶ノ水の谷口楽器で試奏。ラウンドが張ってあったので音は全然違うんだけどホローボディーがそれっぽく鳴っているのは何となくわかったのでここでもうほとんど購入を決意。セッションが終わって浜松に帰った後、自宅から通販で購入手続きをした。
久しぶりに左で構える。
そりゃ右のようには弾けないけど、24年前の感覚がわずかに残っていた。弾きこめばまたあの頃のレベルには到達できるかもしれない。
しばらく頑張ってみる。