Paperback Writer – The Beatles

拝啓
私の本を読んでいただけましたでしょうか
何年もかけて書いた本です
少しだけでも読んでいただきたいのです
リアという名の男の物語
私は仕事が欲しいのです
ペーパーバックの作家になりたいのです

醜い男の醜い物語
清廉な彼の妻にはわかってもらえず
息子は新聞社で働いています
堅実な職業ですが
実はペーパーバックの作家になりたいのです

1,000ページほどの作品です
あと数週間あればもっと書き足せますよ
もっと長くもできますし
作風を変えることだってできます
何しろ私はペーパーバックの作家になりたいのです

もしこの本がお気に召しましたら出版権を差し上げます
ひと晩で億万長者になれますよ
もし送り返していただく場合はこちらの住所まで
しかし私はどうしてもなりたいのです
ペーパーバックの作家に

about this song

1966年に発売されたビートルズ12枚目のオリジナル・シングルのA面(B面は「レイン」)。クレジットはLennon – McCartneyだが、実質的にはポール・マッカートニーの作品である。

当時ビートルズの面々はウィルソン・ピケットのレコードでベースギターが強調されているのを聴いて自分たちもなんとかしてこういうパンチの効いたベースを録音したいと考えてあれこれ実験していた。音の輪郭と伸びがより強調されるという理由でポールは前年の「ラバー・ソウル」のセッション以降スタジオでのメインベースをヘフナーからリッケンバッカーに変えていた。そしてこの曲で初めてラウド・スピーカーを使ったところこれが功を奏して非常に際立った力強いベースを録ることに成功した。しかし低音が大きすぎるとレコードでは「針飛び」の恐れがあったためミキシングエンジニアは戦々恐々。結果パートバランスはそのままで全体の音量がわずかに抑えられることになった。CDではこの問題は起きないため音量は戻っている。

発売されたのが1966年6月の日本公演の直前だったために日本でも演奏されたが「この時期コンサートには真剣に打ち込んでいなかった」というジョン・レノンの言葉の通りライブでの演奏の質はあまり高いものではなかった。同年8月のキャンドルスティック・パークでの演奏を最後に彼らは旅公演をやめてしまったために、この曲はワールドツアーで披露された「最後の新曲」になった。

interviews

John (1972)

Paul. I think I might have helped with some of the lyrics, Yes, I did. But it was mainly Paul’s tune.

ポールだね。僕が歌詞をちょっと手伝ったかもしれない…うん、手伝ったよ。でも基本的にはポールの曲だ。

John (1980)

‘Paperback Writer’ is son of ‘Day Tripper’ …meaning a rock ‘n roll song with a guitar lick on a fuzzy loud guitar.

「ペーパーバック・ライター」は「デイ・トリッパー」の息子だね…やかましいギターのロックンロールっていう意味でさ。

Paul (1994)

I arrived at Weybridge and told John I had this idea of trying to write off to a publishers to become a paperback writer, and I said, ‘I think it should be written like a letter.’ I took a bit of paper out and I said it should be something like, ‘Dear Sir or Madam, as the case may be…’ and I proceeded to write it just like a letter in front of him, occasionally rhyming it… And then we went upstairs and put the melody to it. John and I sat down and finished it all up, but it was tilted towards me– the original idea was mine. I had no music, but it’s just a little bluesy song, not alot of melody. Then I had the idea to do the harmonies, and we arranged that in the studio.

ウェーブリッジに着いた時、ジョンに「ペーパーバック作家になりたがってる人」のアイデアについて話をしたんだ。「手紙を書くような歌詞にしたらどうかと思う」とも言った。で、紙切れを取り出して「前略、今回お伝えしたいのは…」って彼の前で書き始めたんだ。実際に手紙を書くような感じで、ちょっとリズムを付けてね。その後、僕らは上の階に行ってメロディーを付けた。ジョンと僕で仕上げたんだけど、オリジナルのアイデアが僕だったから僕が書いたってことになって…。旋律らしいものはないんだよね。ちょっとブルースっぽいかな。それからハーモニーを取り入れるアイデアを思いついて、スタジオで練ったよ。

music sheet – video & pdf

my recording data

使用楽器

録音環境

Host Computer
Apple Mac Studio M1 Max
MJMV3J/A

Digital Audio Workstation
Apple Logic Pro

履歴

  • 2025.12.06: version 2.1(スコア動画のみ)
  • 2015.04.07: version 2.0
  • 2004.06.01: version 1.0

宅録日記

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