I’m Down – The Beatles
composed by John Lennon & Paul McCartney ©1965 Northern Songs Ltd.
君は嘘ばかりつく 僕にはバレないと思ってるんだろ
君が泣くはずがない 僕を笑いものにしてるんだから
僕はもうダメだ
打ちのめされて
地面に叩きつけられて
もうダメなんだ
そんな僕を見て なんで君は笑っていられるんだ
1965年に発売されたビートルズ10枚目のオリジナル・シングルのB面(A面は「ヘルプ!」)。
クレジットはLennon-McCartneyだが、実質的にはポール・マッカートニーの作品である。
アルバムHELP !のレコーディングセッション中「イエスタデイ」「夢の人」と同じ日に録音された。オルガンを弾いているのはジョン・レノンでややラフな演奏。ライブステージでもこの曲でジョンがオルガンを弾くことがあり、シェア・スタジアムのコンサートでは肘で鍵盤をグリサンドしていた。日本公演でもステージ上にオルガンが用意されていたが、この時ジョンはオルガンを使わずはギターを弾いていた。
「『のっぽのサリー』みたいな曲を作ってコンサートの最後に演奏したいと思っていた」とポールが語っていた通り、この曲はコンサートのラストナンバーとして演奏されるようになった。ラウドなラストナンバーなのでバッチリ決めたい曲。しかしうまくいかないこともあった。中でも最後のワールド・ツアーのミュンヘン公演は酷かった。
曲紹介の時ポールの様子がおかしい。どうやら冒頭の歌詞を忘れてしまったようだ。それを見たジョンがその場でポールに「"You tell lies thinking I can’t see"だよ」と歌詞を教えていざスタート!
しかしそれでもポールは"Man buys ring woman throws it away"と2番の歌詞から歌い始めてしまう。2番に入った時点で間違いに気付いたようで「あれ?」とばかりにゴニョゴニョ誤魔化すポールを見てリンゴが大笑い。さらに2番が終わってギターソロが始まるブレークでジョンがブレークせずに弾き続けてしまう。半小節くらいいったところで「しまった!」とばかりにギターから両手を離し後ろで手を組むジョン。最初から最後まですっちゃかめっちゃかだった。
That’s Paul… with a little help from me, I think.
ポールの曲だ。僕も少しは手伝ったかも。
I could do Little Richard’s voice which is a wild, hoarse, screaming thing– It’s like an out-of-body experience. You have to leave your current sensibilities and go about a foot above your head to sing it. Alot of people were fans of Little Richard so I used to sing his stuff, but there came a point when I wanted to do one of my own, so I wrote 'I’m Down.’
僕はリトル・リチャードみたいな歌い方ができた。ワイルドで、ハスキーなシャウトさ。それは…なんていうか、肉体から抜け出すような感じなんだ。こいつを歌うには精神的な感覚は正常なままで足を頭の上に乗せるくらいの勢いが必要なのさ。リトル・リチャードのファンは多かったから僕は彼の曲をよく歌った。でも自分で作った曲を歌いたいって思うようになってね。それで「アイム・ダウン」を書いたんだ。
My Recording Data
Environment
HostApple iMac MC509J/A
ApplicationApple Logic Pro 10.1.1
Audio I/FRoland UA-55
Tr.1 :: Drums
- KONTAKT 5 – NI ABBEY ROAD 60S DRUMMER
- Channel EQ > Compressor > Space D > Limiter
Tr.2 :: Cymbal Mute
- KONTAKT 5 – NI ABBEY ROAD 60S DRUMMER
- Channel EQ > Compressor > Space D > Limiter
- シンバルミュートしてる箇所のために別トラックを用意
Tr.3 :: Bongo
- KONTAKT 5 – Bongo
- Channel EQ > Compressor
Tr.4 :: Bass
- Hofner 500/1 Vintage 62 (treble=off, bass=on, solo)
- Guitar Rig > Compressor
Tr.5 :: E.Guitar 1
- Gretsch Tennessee Rose (rear Hi)
- Guitar Rig > Channel EQ > Exciter > Compressor > ADT
- リードパート
Tr.6 :: E.Guitar 2
- Gretsch Tennessee Rose (mix Hi)
- Guitar Rig > Channel EQ > Compressor
- リードパートのサポートトラック
Tr.7 :: E.Guitar 3
- FGN NCST-10R (front tone=10)
- Guitar Rig > Channel EQ > Compressor
- 多分原曲には入ってないんだけど音を厚くするためのリズムギター
Tr.8, 9 :: Organ
- KONTAKT 5 – Woodstock (band – organ)
- Channel EQ > Compressor > Exciter
- 音源操作の都合で2トラックに分割
Tr.10 :: Chorus 1
- Channel EQ > Compressor > Noise Gate > Exciter > ADT > Space D
- Do—-wnコーラス低域
Tr.11 :: Chorus 2
- Vocal Transform > Channel EQ > Compressor > Noise Gate > Exciter > ADT > Space D
- Do—-wnコーラス中域
Tr.12 :: Chorus 3
- Channel EQ > Compressor > Noise Gate > Exciter > ADT > Space D
- Do—-wnコーラス高域
History
2015.05.23: version 2.0
2004.05.25: version 1.0
Diary
- 宅録ビートルズ・2周目 – SINGLE COLLECTION総括 (2015/07/19)
- I’m Down – The Beatles (2015/05/23)
- 宅録ビートルズ・2周目 351 (2015/05/23)
- 宅録ビートルズ・2周目 350 (2015/05/21)
Sources
- Wikipedia English, 日本語
- The Beatles Interviews Database