I Feel Fine – The Beatles
彼女は僕に優しくしてくれる
最高に幸せだって
そう言ってくれるんだ
僕は彼女を愛してる
素晴らしい気分さ
彼女は僕のものだって
いつもどんなときも
そう言ってくれる
彼女を愛してる
いい気分だよ
彼女は僕の恋人なんだ
とても嬉しいことさ
彼女は嬉しそうに
こう言うんだ
私の恋人はなんでも買ってくれる
ダイヤモンドの指輪だって
そうさ
彼女は僕を愛してる
とてもいい気分
彼女は僕のものだって
いつもどんなときも
そう言ってくれる
彼女を愛してる
いい気分だよ
彼女は僕の恋人なんだ
とても嬉しいことさ
彼女は嬉しそうに
こう言うんだ
私の恋人はなんでも買ってくれる
ダイヤモンドの指輪だって
そうさ
彼女は僕を愛してる
とてもいい気分
1964年に発売されたビートルズ8枚目のオリジナル・シングルのA面(B面は「シーズ・ア・ウーマン」)。クレジットはLennon – McCartneyだが、実質的にはジョン・レノンの作品である。
リハーサル時にアンプに立てかけてあったジョンのギター(Gibson J-160)がハウリングを起こしたことから「フィードバック音をイントロ前に入れる」というアイデアが生まれた。ジョンはライブ演奏でもこの「フィードバック奏法」をすることがあり、1966年7月1日の日本武道館公演でも披露した。
ギターリフはボビー・パーカーの「ウォッチ・ユア・ステップ」のフレーズを弾いているうちにできたものであることをジョンが後に語っている。
George and I play the same bit on the guitar together– that’s the bit that’ll set your feet a-tapping, as the reviews say. The middle-eight is the most tuneful part, to me, because it’s a typical Beatles bit.
ジョージと僕は一緒に同じフレーズを弾いたんだ。思わず足踏みしたくなるあのフレーズさ。ミドルエイトは僕にとってはいちばん心地いいパートだよ。いかにもビートルズって感じがするからね。
ジョン・レノン(1964)
This was the first time feedback was used on a record. It’s right at the beginning.
レコードにフィードバック音が使われたのはこれが初めてだったんだよ。あの最初の部分のね。
ジョン・レノン(1972)
I wrote this at a recording session. It was tied together around the guitar riff that opens it.
レコーディングセッション中に書いた。ギターのリフで始まるんだ。
ジョン・レノン(1974)
That’s me completely. Including the guitar lick with the first feedback anywhere. I defy anybody to find a record… unless it is some old blues record from 1922… that uses feedback that way. So I claim it for the Beatles. Before Hendrix, before the Who, before anybody. The first feedback on record.
僕が書いた。ギターのフレーズも最初のフィードバックも僕だ。1922年辺りの古いレコードは別にして、こんな風にフィードバックが使われたレコードは無いよ。だからこれはビートルズの名誉のために言っておきたい。ヘンドリクスよりも、ザ・フーよりも、誰よりも先だったってね。フィードバックを使った最初のレコードさ。
ジョン・レノン(1980)
John had a semi-acoustic Gibson guitar. It had a pick-up on it so it could be amplified… We were just about to walk away to listen to a take when John leaned his guitar against the amp. I can still see him doing it… and it went, 'Nnnnnnwahhhhh!" And we went, 'What’s that? Voodoo!’ 'No, it’s feedback.’ Wow, it’s a great sound!’ George Martin was there so we said, 'Can we have that on the record?’ 'Well, I suppose we could, we could edit it on the front.’ It was a found object– an accident caused by leaning the guitar against the amp. The song itself was more John’s than mine. We sat down and co-wrote it with John’s original idea. John sang it, I’m on harmonies.
ジョンはギブソンのセミアコースティックギターを持ってた。そいつにはピックアップが付いてたからアンプに繋げることができたんだ。ジョンはそのギターをアンプに立てかけたまま、僕らは録音したテイクを聞くためにその場を離れようとしていた。そしたら「ニュアアアアアアアア」って音が鳴ったんだ。「なんの音だ?ブードゥーの呪いかい?」「いや、フィードバックだ」「ワオ!すげー音だな!」。で、ジョージ・マーチンに聞いたんだ「これレコードに使えるかな?」「そうだな、できると思う。最初の部分に入れたらどうだろう?」ギターをアンプに向かって立てかけたせいで起こったハプニングからいいものが見つかったんだ。曲はほとんどジョンが書いた。ジョンのアイデアをベースにした共作だね。ジョンが歌って、僕はコーラスに回った。
ポール・マッカートニー(1994)
Environment
Musical Score
History
2023.01.07: version 2.1
2015.06.12: version 2.0
2004.05.22: version 1.0
Diary
- I Feel Fine – The Beatles (2023/01/07)
- 宅録日記・I Feel Fine 04 (2023/01/07)
- 宅録日記・I Feel Fine 03 (2022/12/12)
- 宅録ビートルズ・2周目 – SINGLE COLLECTION総括 (2015/07/19)
- 宅録ビートルズ・2周目 357 (2015/06/12)
- 宅録ビートルズ・2周目 356 (2015/06/10)
Sources
- Wikipedia English, 日本語
- The Beatles Interviews Database