宅録ビートルズ・2周目 – REVOLVER総括
2011年9月1日に着手して12月6日に完成。
日数計算上は97日だが宅録日記ナンバーは084~097なので録音に要した日数は14日ってことになってるけどこの時期の日記はまとめ書きしてるので実際はもっとかかってたはず。ライブ等々で忙しかった時期だったが、14日しか録音してないとかありえない。
2016年6月~8月、動画製作のついでに13日間リミックス作業(一部パートの再録音を含む)をした。
仕上がったので、振り返り。
難曲時代の幕開け
ここから3枚のアルバム、REVOLVER、SGT.PEPPER、MAGICAL MYSTERY TOURの収録曲はアレンジに凝りまくった難曲続き。逆回転、テープループ、インド楽器、オーケストラ…とにかく作るのが大変な曲が次から次にやってくる。
コンテンツの動画化を始めたのはWHITE ALBUMからだったのでMAGICALが終わればひと通り完成!なんだけど、最後の最後に大仕事が待ってるわけだ。
REVOLVERで厄介なのは
- I’m Only Sleepingの逆再生ギター
- Love You Toのインド楽器
- Yellow Submarineの効果音
- Tomorrow Never Knowsのテープループ
どれも大変だった。がんばった。
フリー素材バンザイ!
動画は楽器を弾いてるクリップを自撮りしたものを寄せ集めて編集してきた。でもこのアルバムにはそれができない曲が2つあった。
Eloaenor RigbyとLove You To。
Eleanor Rigbyの弦楽8重奏は全てシーケンスデータの作りこみなので自分で演奏したパートは皆無。
Love You ToのメインのシタールはRolandのV-Guitarだったが、この曲に「ギター」を弾く画は適切じゃない。
なのでこれら2曲は自撮り動画を一切使えなかった。そこでネットで配布されている素材を使うことにした。
静止画の素材は曲ごとのアイキャッチ画像の素材として長らく123rf.comというサイトで買っている。
このサイト、動画も販売してるんだけど静止画と違ってとてつもなく高価だ。
なのでフリー素材を当たることにした。
この辺りで複数気に入ったものが見つかったのでDLさせてもらった。
静止画と違って動画のフリー素材ってのはなかなか無い。だから本当にありがたい。
新たな発見
今回の製作過程で気が付いたこと一覧。
僕なりの解釈なので、違うところはあるかもしれないけど。
- Taxmanのベースリフは2拍目オモテで16分x2を鳴らしてる。今までずーっと1音だと思ってた。
- Taxmanのリズムギター。たまに3拍目裏にミュートでベース音を鳴らしてる。
- Eleanor Rigbyの最終バースはアレンジが変わってる。スコアあてにならず。
- I’m Only Sleepingにタンバリンが入ってる。気がする。
- Love You Toはジョージがボーカル入れをした時に弾いていたアコースティックギターの音が最終ミックスにも残ってる。
- Here There And Everywhereのギターはフィンガーピッキングの方がそれっぽくなる。
- Yellow Submarineの拍打ちはペダルハイハットじゃなくてタンバリンだと思う。
- She Said She Saidのリードギターは2本。若干違うことやってる。
- And Your Bird Can Singのリズムギター。ずっとおとなしめだったのに最終バースのAはかなり強めにアタックしてる。
- And Your Bird Can Singのリードギター。C#7/Fのところシンコーのスコア間違ってる。上パートはダブルノートだ。
- For No Oneのドラムは弱打だけど最初からちゃんとキックが鳴ってる。
- For No Oneの鍵盤楽器はピアノの他にクラビコードが入ってる。
- Doctor RobertのAメロのベースは1小節置きにレガートとスタッカートで弾くパターン。
- I Want To Tell Youのギターリフはピック弾きだとあのアタックが出ない。フィンガーピッキングでちょっとスラップ気味に弾いてるんだと思う。
- Got To Get You Into My Lifeのブラスはトランペットとテナーサックス。
- Tomorrow Never Knowsのテープループは5種類。適当にやっている印象なのだが実は出ている音はほぼ曲のスケールに準拠してる。かなり綿密に練られたんだと思う。