I Wanna Be Your Man 彼氏になりたい – The Beatles

The Beatles,WITH THE BEATLES

composed by John Lennon & Paul McCartney ©1963 Northern Songs Ltd.

君の恋人になりたい
君の彼氏になりたい
君の恋人になりたい
君の彼氏になりたい

他のどの男よりも
君を愛してる
他のどの男よりも
君を愛してる

君の彼氏になりたい
君の彼氏になりたい
君の彼氏になりたい
君の彼氏になりたい

僕を愛していると言って
安心させておくれ
僕を愛していると言って
君の彼氏になりたい

君の恋人になりたい
君の彼氏になりたい
君の恋人になりたい
君の彼氏になりたい

君の彼氏になりたい
君の彼氏になりたい
君の彼氏になりたい
君の彼氏になりたい

君の恋人になりたい
君の彼氏になりたい
君の恋人になりたい
君の彼氏になりたい

他のどの男よりも
君を愛してる
他のどの男よりも
君を愛してる

君の彼氏になりたい
君の彼氏になりたい
君の彼氏になりたい
君の彼氏になりたい

君の彼氏になりたい
君の彼氏になりたい
君の彼氏になりたい
君の彼氏になりたい

 
ビートルズが1963年にリリースしたアルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ」の11曲目。ジョン・レノンとポール・マッカートニーの共作で、ローリング・ストーンズのセカンドシングル用に贈った曲。ストーンズは後に「フライト505」という曲をお返しにビートルズに贈っているが、リリースはされていない。

ビートルズ版ではリンゴ・スターがリード・ボーカルを担当。以後ライブにおいて彼の持ち歌となり1966年の日本公演でも演奏された。曲中のハモンドオルガンはジョージ・マーティンによるオーバーダブ。

ストーンズ版はミック・ジャガーとブライアン・ジョーンズのツイン・ボーカル。

ローリング・ストーンズのマネージャーのアンドリュー・オールダムは、もともとビートルズのマネージャーのブライアン・エプスタインの下でビートルズの宣伝係をしていて、アマチュア時代のストーンズのステージを観たビートルズからストーンズをスカウトするように薦められてストーンズのマネージャーになった。オールダムはストーンズの2枚目のシングルをどうするべきか悩んでいる時にジョンとポールに偶然出くわした。
当時、ローリング・ストーンズは自分たちで楽曲を作るということをしておらず、もっぱらお気に入りのブルースの曲などをカバーして演奏していた。なんとか売り出し中のローリング・ストーンズにヒット曲(しかもストーンズらしい曲)を持たせたいと考えたオールダムは、ジョンとポールにストーンズのために曲を書いてくれと頼んだ。3人はスタジオ51でリハーサルをしているストーンズのもとへ行き、ジョンとポールは「君たち向きかもしれない」と言ってまだ完成していないこの曲をざっと弾いて聴かせる(この時左利きのポールは、右利きのビル・ワイマンのベースをそのままひっくり返して弾いてビルは驚いたと証言している)。ストーンズのメンバーは「これは俺たちのスタイルだ」と気に入り、ジョンとポールは部屋の隅へ行き曲を完成させた。

この様子を見ていたミックとキース・リチャーズはジョンとポールの作曲能力に大変な感銘を受け、後にオリジナル曲を書くきっかけになった。ミックは「ポールとジョンの曲作りは見事だった。かなり売れ線の曲だったし2人が一番良い曲のひとつを俺たちに快くくれたことに驚いていた」と当時のことを語り、キースはビートルズの曲をやるなんて鼻高々だと喜んでいたと、ビルが回想している。

しかし、ジョンは後に「あれは捨て曲だ。デキのいい曲だったらやつらにあげたりしないよ」と発言している。

Both of us wrote it, but mainly Paul. I helped him finish it.

ふたりで書いた。メインはポールで、仕上げるのを僕が手伝ったんだ。

ジョン・レノン(1972)

'I Wanna Be Your Man’ was a kind of lick Paul had– 'I wanna be your lover, baby. I wanna be your man.’ I think we finished it off for the Stones. We were taken down to meet them at the club where they were playing in Richmond by Brian and some other guy. They wanted a song and we went to see what kind of stuff they did. Mick and Keith heard we had an unfinished song– Paul just had this bit and we needed another verse or something. We sort of played it roughly to them and they said, 'Yeah, OK, that’s our style.’ But it was only really a lick, so Paul and I went off in the corner of the room and finished the song off while they were all still sitting there talking. We came back, and that’s how Mick and Keith got inspired to write… because, 'Jesus, look at that. They just went in the corner and wrote it and came back!’ You know, right in front of their eyes we did it. So we gave it to them. It was a throw-away. The only two versions of the song were Ringo and the Rolling Stones. It shows how much importance we put on them. We weren’t going to give them anything great, right? I believe it was the Stones’ first record.

「彼氏になりたい」はポールが構想を持ってたんだ’I wanna be your lover, baby. I wanna be your man’ってね。たしか僕らはストーンズのためにこれを仕上げたんだと思う。彼らが演奏してたリッチモンドのクラブでブライアンとあと誰か他の奴と一緒に彼らに会った。彼らが曲を欲しがってるって聞いて、僕らは彼らがどんな感じの演奏するのかを見に行った。僕らが未完成な曲を持ってるってのをミックとキースが知って…ポールが考えてたこのフレーズだね。これにバースとか、あとちょっとしたものを足して彼らに聞かせたんだ。そしたら「うん、これはまさに俺たちのスタイルだ」って。でもその時はまだただの断片だったからポールと僕は部屋の隅に行って彼らがお喋りしてる間に曲を仕上げて戻ってきた。ミックとキースは驚いてたよ。「なんてこった!部屋の隅に行ったと思ったら曲を仕上げて戻ってきた!」まぁ一部始終が彼らの目の前でやったことだったからね。で、僕らはその曲を彼らにあげた。放り投げた、って感じかな。この曲にはリンゴのバージョンとストーンズのバージョンがあるけど、そのことが僕らのこの曲に対する真剣さの指標さ。僕らがいいと思った曲を彼らにあげると思うかい?たしかこれはストーンズの最初のレコードになったはずだ。

ジョン・レノン(1980)

I wrote it for Ringo to do on one of the early albums. But we ended up giving it to the Stones. We met Mick and Keith in a taxi one day in Charing Cross Road and Mick said, 'Have you got any songs?’ So we said, 'Well, we just happen to have one with us!’ I think George had been instrumental in getting them their first record contract. We suggested them to Decca, 'cuz Decca had blown it by refusing us, so they had tried to save face by asking George, 'Know any other groups?’ He said, 'Well, there is this group called the Stones.’ So that’s how they got their first contract. Anyway, John and I gave them maybe not their first record, but I think the first they got on the charts with. They don’t tell anybody about it these days; they prefer to be more ethnic. But you and I know the real truth.

初期のアルバムでリンゴのために書いた曲だ。でも仕上げた時はストーンズ用になってた。ある日ミックとキースとチャーリングクロスでタクシーで一緒になった時、ミックに「何か曲はないかい?」って聞かれた。僕らは「そうだな。ちょうど1曲あるよ!」って答えた。たしかジョージが彼らの最初のレコード契約に手を貸したんだと思う。デッカに推薦したんだ。デッカは僕らを落としたことで肩身が狭くなってて、ジョージに「他にグループはないかい?」って聞いてたんだ。彼は「ストーンズっていうグループがある」って答えた。それが契約のきっかけになったんだ。とにかく、ジョンと僕は彼らに最初のレコードじゃなかったかもしれないけど最初にチャートインした曲を提供した。彼らは最近この話をしなくなったけど…独自性を好んでるからね。でも君も僕も真実を知ってるよね。

ポール・マッカートニー(1984)

My Recording Data

Environment

HostApple Macbook Pro M1
ApplicationApple Logic Pro 10.7.2
Audio I/FFocusrite Clarett 2 Pre USB
 

Tr.1 :: Drums

  • KONTAKT 5 – NI ABBEY ROAD 60S DRUMMER
  • Channel EQ > Compressor > Space D > Limiter
  • Score
 

Tr.2 :: Tambourine

  • Tambourine (Headless)
  • Channel EQ > Limiter > Space D
  • Score
 

Tr.3 :: Bass

  • Hofner 500/1 Vintage 62 (treble=off, bass=on, solo)
  • Guitar Rig > Tube EQ > Limiter
  • TAB
 

Tr.4 :: Guitar 1

  • Rickenbacker 325 C64 (rear – full)
  • Guitar Rig > Tube EQ > Channel EQ > Chroma Verb > Sample Delay
  • TAB
 

Tr.5 :: Guitar 2

  • Gretsch Tennessee Rose (mix – Hi & front – Hi)
  • Guitar Rig > Tube EQ > Channel EQ > Chroma Verb > Sample Delay
  • TAB
 

Tr.6 :: Organ

  • Vintage B3 (Logic)
  • Channel EQ > Compressor
  • Score
 

History

2022.02.13: version 2.2
2015.10.15: version 2.1.2
2015.10.08: version 2.1.1
2015.10.07: version 2.1
2010.10.17: version 2.0
2002.06.09: version 1.0

Diary


 

Sources