Good Morning Good Morning – The Beatles

SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND,The Beatles

composed by John Lennon & Paul McCartney ©1967 Northern Songs Ltd.
 

彼の人生を救う術はない
奥さんを呼んでこいよ
言うことべきことは何もはない
でもなんて日なんだ
子どもたちは元気にしてるかい
やらなきゃいけないこともない
君の思うようにすればいいさ
本当に何も言うことはないんだ
これでいいんだよ

 


動画はここから3曲メドレーになっています。


 
ビートルズが1967年にリリースしたアルバムSGT.PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BANDの11曲目。クレジットはLennon – McCartneyだが実質的にはジョン・レノンの作品である。

ジョンはコーンフレークのCMをヒントにこの曲を作った。
ベーシックトラックのベストテイクを録ったセッションから約1ヶ月経った頃ジョンが「管楽器を入れたい」と要望。セッション・ミュージシャンとしてリバプール時代の旧友サウンド・インコーポレーテッドのメンバーが呼び出される。編成はサックス×3、トロンボーン×2、フレンチホルン×1。彼らはジーン・ビンセントやリトル・リチャードなどのロックンロール・スターのヨーロッパ公演のバックを務めていたつわものたちだった。ブラス録音のプレイバックを聴いたジョンは「サウンドがストレートすぎる」と言い、リミッターやコンプレッサーなどを多用して音を限りなく加工した。
SEとして追加されている動物の鳴き声はジョンのアイデアで、さらに「(生態系として)弱い順に並べて、前のやつが後から来たやつに食べられる感じで」と提案してこのような形になった(最終的にはそういう順序にはなっていないのだが)。

めまぐるしい変拍子になっているにもかかわらず不自然に聞こえないのはそこに乗っている言葉がリズミカルだからで、このあたりは「言葉のリズムに合わせて拍を変化させる」という手法を得意とするジョンの真骨頂。歌詞中に登場する"Meet The Wife"というのは当時BBCで放送されていたドラマのタイトル。

ジョン自身は「何の意味もない曲。聴く必要もない。ゴミ。」と語っており、気に入っていないらしい。1967年頃は最も創作意欲が落ちていた事を後年になって白状している。


John Lennon (1967)
I often sit at the piano, working at songs with the television on low in the background. If I’m a bit low and not getting much done, the words from the telly come through. That’s when I heard the words, 'Good Morning Good Morning’.
 
ピアノの前に座ってテレビをつけっぱなしにしながら曲を書くことがある。さほど気分が乗ってないとテレビからの音が耳に入るんだ。「グッドモーニング・グッドモーニング」って言葉が聞こえたのもそんな時だった。

John Lennon (1968)
We write about our past. 'Good Morning, Good Morning,’ I was never proud of it. I just knocked it off to do a song. But it was writing about my past so it does get the kids because it was me at school, my whole bit.
 
昔あったことを曲にしてる。「グッドモーニング・グッドモーニング」は全然いいと思わなかった。やっつけ仕事さ。でもこれは僕の過去についての曲。子供の頃学校に通ってた頃のイメージだ。

John Lennon (1972)
A bit of gobbledygook, but nice words.
 
意味不明の戯言さ。ちょっといい歌詞だけど。

Paul McCartney (1984)
'Good Morning’ –John’s. That was our first major use of sound effects, I think. We had horses and chickens and dogs and all sorts running through it.
 
「グッドモーニング…」はジョンだ。僕らがおおっぴらに効果音を使ったのはあれが初めてだったんじゃないかな。馬とかニワトリとか犬とかが順番に駆け抜けていくんだ。

My Recording Data

Environment

HostApple iMac MC509J/A
ApplicationApple Logic Pro 10.2.4
Audio I/FRoland UA-55
 

Tr.1 :: Drums

  • KONTAKT 5 – NI ABBEY ROAD 60S DRUMMER
  • Channel EQ > Compressor > Space D > Limiter

 

Tr.2 :: Tambourine

  • Tambourine (Headless)
  • Channel EQ > Space D > Limiter

 

Tr.3 :: Bass

  • Rickenbacker 4001 C64 (mix – full)
  • Guitar Rig > Compressor

 

Tr.4 :: E.Guitar 1

  • Epiphone Elitist CASINO (rear – full)
  • Guitar Rig > Channel EQ > Exciter > Compressor
  • リズムパート

 

Tr.5 :: E.Guitar 2

  • FGN NCST-10R (rear)
  • Guitar Rig > Channel EQ > Compressor
  • リードパート

 

Tr.6 :: E Guitar 3

  • Epiphone Elitist CASINO (mix – full)
  • Amp > Channel EQ > Rotor
  • イントロとエンディングに鳴っている単音

 

Tr.7 :: Sax

  • KONTAKT 5 – Sax Section
  • Distortion II > Channel EQ > Ensemble > Shift > Compressor > Limiter

 

Tr.8 :: Trumpet

  • exs24 – Trumpet Section
  • Channel EQ > Exciter > Space D
  • 本編ではなくエンディングの騎兵隊に入っているラッパ

 

Tr.9 :: Animals

  • オリジナル音源の個別トラック

 


History

2017.01.08: version 2.1
2012.03.14: version 2.0
2003.04.20: version 1.0

Diary


 


Sources