A Hard Day’s Night – The Beatles

A HARD DAY'S NIGHT,The Beatles

きつい1日だった
犬のように働いた
ともて忙しかった
丸太のように眠りたい
でも家に帰って
君のしてくれることを見たら
それでもういい気分

1日中働き通しなのは
君になんでも買ってあげたいから
もし君が「欲しいのはあなただけ」なんて言ってくれたら
僕は報われる
何も不満なんかないさ
君がいてくれるだけで
僕は最高の気分

家に帰れば
すべて大丈夫
家にいれば
君が強く僕を抱きしめてくれる

きつい1日だった
犬のように働いた
ともて忙しかった
丸太のように眠りたい
でも家に帰って
君のしてくれることを見たら
それでもういい気分

何も不満なんかないさ
君がいてくれるだけで
僕は最高の気分

家に帰れば
すべて大丈夫
家にいれば
君が強く僕を抱きしめてくれる

きつい1日だった
犬のように働いた
ともて忙しかった
丸太のように眠りたい
でも家に帰って
君のしてくれることを見たら
それでもういい気分

もう大丈夫

それだけで大丈夫

1964年7月10日に発売されたビートルズ7枚目のシングルA面(B面は英国版と米国版で異なっている)で、同年公開された彼らにとって初めての主演映画のテーマ曲。シングルと同日にリリースされた映画のサウンドトラックアルバム「ア・ハード・デイズ・ナイト」のA面1曲目にも収録されている。クレジットはLennon – McCartneyだが、実質的にはジョン・レノンの作品である。

リードボーカルもジョン。但し中間部の"When I’m home ~"の部分はポール・マッカートニーにバトンタッチしている。ジョン曰く「僕には音域が高すぎたからポールに歌ってもらった」とのこと。

冒頭の印象的なコードとエンディングのアルペジオは映画演出的要素として監督のリチャード・レスターに要望されて加えられたもの。また間奏のギターはジョージ・ハリスンが当時このフレーズをオンテンポで弾くことができなかったのでテープを遅回しにして録音するという手法がとられた。

初リリース時から長らく邦題として「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」が使用されていたが、2009年9月に発売されたリマスターCDから原題に近い「ハード・デイズ・ナイト」という邦題に改められた。

We went to do a job, and we’d worked all day and we happened to work all night. I came up still thinking it was day I suppose, and I said, 'It’s been a hard day…’ and I looked around and saw it was dark so I said, '…night!’ So we came to 'A Hard Day’s Night.’

その日はひと晩中働き通しだった。僕は思わず「なんてしんどい日…」と口走って周りを見たらもう暗くなってたから「(日じゃなくて)夜だ!」って言ったんだ。そこから「ア・ハード・デイズ・ナイト」ってタイトルができたのさ。

リンゴ・スター(1964)

I was going home in the car and Dick Lester suggested the title, 'Hard Day’s Night’ from something Ringo had said. I had used it in 'In His Own Write,’ but it was an off-the-cuff remark by Ringo. You know, one of those malapropisms. A Ringo-ism, where he said it not to be funny… just said it. So Dick Lester said, 'We are going to use that title.’ And the next morning I brought in the song… 'cuz there was a little competition between Paul and I as to who got the A-side– who got the hits. If you notice, in the early days the majority of singles, in the movies and everything, were mine… in the early period I’m dominating the group. The only reason he sang on 'A Hard Day’s Night’ was because I couldn’t reach the notes. (sings) 'When I’m home/ everything seems to be right/ when I’m home…’ –which is what we’d do sometimes. One of us couldn’t reach a note but he wanted a different sound, so he’d get the other to do the harmony.

車で帰る途中、(映画監督の)リチャード・レスターが「リンゴが言ってた"Hard Day’s Night"をタイトルにしたらどうだろう」と提案してきた。僕の本のIn His Own Writeでもリンゴの思いつきを拝借したことがある。文法的には誤りだけど、リンゴ独特のものなんだよ。彼は決してウケ狙いで言ってるんじゃなくて自然にそういうことを言える男だった。とにかくリチャード・レスターが「タイトルにしよう」って言ったので、僕は次の朝には曲にしたんだ。ポールと僕はどっちがA面を取るかってことでちょっとした競争があったからね。初期の頃のシングルや映画の曲はだいたい僕だった。あの頃は僕がグループを仕切ってたんだ。でも’When I’m home/ everything seems to be right/ when I’m home…’のところは僕にはちょっと高すぎたからポールにやってもらったよ。そういう分担は時々やってた。

ジョン・レノン(1980)

The title was Ringo’s. We’d almost finished making the film, and this fun bit arrived that we’d not known about before, which was naming the film. So we were sitting around at Twickenham studios having a little brain-storming session… and we said, 'Well, there was something Ringo said the other day.’ Ringo would do these little malapropisms, he would say things slightly wrong, like people do, but his were always wonderful, very lyrical… they were sort of magic even though he was just getting it wrong. And he said after a concert, 'Phew, it’s been a hard day’s night.’

タイトルはリンゴの言葉だ。映画がほとんど撮り終わって、映画のタイトルを考えるなんて楽しい作業は初めてさ。僕らはトゥイッケナムのスタジオでブレインストーミングをした。そこで「いつだったかリンゴが何か言ってたよね」って話になってね。リンゴはちょっと文法から外れたことを言うことがあって…まぁ誰でもそういうことはあるけど、リンゴのはすごく気が利いてる、詩的なんだ。彼の間違いはある種の「魔術」だった。彼はコンサートの後にこう言ってたんだ「ヒュー、なんてしんどい日の夜なんだ!」

ポール・マッカートニー(1994)

Environment

Musical Score

History

2022.10.29: version 2.3.2
2022.07.27: version 2.3.1
2022.04.02: version 2.3
2021.01.04: version 2.2
2015.10.20: version 2.1.1
2015.10.18: version 2.1
2011.01.10: version 2.0
2005.07.17: version 1.1 … エンディングのコード間違いその他諸々修正
2002.06.09: version 1.0

Diary


 

Sources