For No One – The Beatles
composed by John Lennon & Paul McCartney ©1966 Northern Songs Ltd.
夜が明ける
心が痛む
彼女の優しい言葉が心に残っている
もう彼女に必要とされなくなっても
ビートルズが1966年にリリースしたアルバムREVOLVERの10曲目。クレジットはLennon – McCartneyだが、実質的にはポール・マッカートニーの作品である。
休暇中に恋人のジェーン・アッシャーと共にスイスを訪れいていた時に滞在先のバスルームでこの曲の構想を思いついたらしい。その時の仮題は"Why did it Die ?"。ジョンはこの曲を「ポールが書いた曲の中で最も好きな曲のひとつ」と評価している。
ポールのピアノとリンゴのドラムでベーシックトラックを作り、これにベース、タンバリン、クラビコードをオーバーダブ。間奏のフレンチホルンは当時「イギリスで最高のホルン奏者」とされたフィルハーモニア管弦楽団の主席ホルン奏者アラン・シビル(Alan Civil)による演奏。アランはこの時のレコーディングにについて「彼らが録音したテープを聴いて、音楽スタイルとしては褒められたものじゃないと思った。BbでもBmでもなく…どっちつかずでね。だから楽器のチューニングにはとても手間取ったんだ。ポールが『ここに何か入れたいんです。うまく合うようなものを吹いてもらえませんか?』と言ったんだが具体的にどんなものを求めているのかよくわからなかったのでバロック・スタイルのソロを吹いたんだ」と回顧している。
この頃からポールは自身の曲において管楽器を多く取り入れたアレンジを好むようになる。
因みにこのホルンのレコーディング中、ビートルズの面々は別のスタジオで「ペーパーバック・ライター」と「レイン」のPVを撮影していた。
Another of his I really liked.
彼さ。大好きな曲だよ。
Paul’s. One of my favorites of his. A nice piece of work.
ポールだ。彼の曲のなかで気に入ってるもののひとつさ。素晴らしいよ。
I wrote that on a skiing holiday in Switzerland. In a hired chalet amongst the snow.
スイスでのスキー休暇中に書いた。雪山の別荘を借りてたんだ。
I suspect it was about another argument. I don’t have easy relationships with women, I never have. I talk too much truth.
よくあるテーマだね。女性との関係が簡単だったことなんてないよ。ただの一度だって。本当さ。
Recording Data
Environment
HostApple iMac MC509J/A
ApplicationApple Logic Pro 10.2.4
Audio I/FRoland UA-55
Tr.1 :: Drums
- KONTAKT 5 – NI ABBEY ROAD 60S DRUMMER
- Channel EQ > Compressor > Space D > Limiter
Tr.2 :: Piano
- exs24 – YAMAHA Grand Piano
- Channel EQ > Exciter > Space D > Compressor
Tr.3 :: Bass
- Rickenbacker 4001 C64 (front – full)
- Guitar Rig > Compressor
Tr.4 :: Clavinet
- SCARBEE CLAVINET / PIANET
- Channel EQ > Compressor
Tr.5 :: Horn
- exs24 – French Horn Solo Leg
- Channel EQ > Compressor > Limiter > Space Dsn
Tr.6 :: Tambourine
- Tambourine (no head)
- Channel EQ > Space D > Limiter
History
2016.07.22: version 2.1
2011.11.10: version 2.0
2003.02.23: version 1.0
Diary
- 宅録ビートルズ・2周目 – REVOLVER総括 (2016/08/14)
- For No One – The Beatles (2016/07/22)
- 宅録ビートルズ・2周目 447 (2016/07/22)
- 宅録ビートルズ・2周目 092 (2011/11/11)
Sources
- Wikipedia English, 日本語
- The Beatles Interviews Database