Cry Baby Cry – The Beatles
composed by John Lennon & Paul McCartney ©1968 Northern Songs Ltd.
泣きな 坊や 泣きなよ
お母さんを困らせてやれ
彼女は大人だから もっと知るべきなんだ
ビートルズが1968年にリリースしたアルバムTHE BEATLES (White Album)の28曲目。クレジットはLennon – McCartneyだが実質的にはジョン・レノンの作品である。
曲の着想については諸説あるが、ジョンが新聞広告のキャッチコピー"Cry Baby Cry,Make Your Mother Buy"(泣け赤ん坊よ、泣いてお母さんに買ってもらいなさい)からヒントを得たというエピソードが良く知られている。一方でインド滞在前後のジョンと親交のあったドノヴァンは、おとぎ話を扱った自身の曲がモデルになっていると語っている。また歌詞に登場する国王と女王や、ジョンの過去の曲との関連から、マザー・グースや『鏡の国のアリス』の影響を受けているのではないかという説も散見される。
曲自体はおとぎの国の国王と女王の日常生活をスケッチしたファンタスティックなものだが、レコーディング当時メンバー内の人間関係は既に険悪であり、7月16日のレコーディングでは、EMIスタジオを堅苦しい権力集団として嫌悪するメンバーとスタジオとの諍いに耐えられなくなったエンジニアのジェフ・エメリックが途中で仕事を放棄して姿を消し、以後約半年間ビートルズのレコーディング作業をボイコットするというトラブルが発生する。
「クライ・ベイビー・クライ」が終わった後、ポール・マッカートニー作の別の曲(著作権登録無し。通称"Can you take me back")が付け加えられている。これは「アイ・ウィル」のセッション時に即興的にレコーディングされた曲である。
I’ve got another one here… a few words… I think I got them from an advert. 'Cry baby cry, make your mother BUY.’ I’ve been playing it over and over on the piano. I’ve let it go now, but it will come back if I really want it. Sometimes I get up from the piano as if I’ve been in a trance, and I know I have let a few things slip away which I could have caught had I wanted something.
A piece of rubbish.
My Recording Data
原曲はギターとピアノの音がちょっと不思議な揺れ方をしてる。テープがよれてるみたいな…それともフランジャー?これ再現しようか普通の音にしようか迷ったんだけど普通の音だとなんか物足りない気がして、あえてこの「揺れ」を狙ってみた。
ちょっとキモチワルイかな…(^^ゞ
Environment
HostApple iMac MC509J/A
ApplicationApple Logic Pro 10.0.3
Audio I/FRoland UA-55
Tr.1 :: Drums 1
- KONTAKT 5 – Abbey Road 60s Drummer – Late 60 Kit
- Chan EQ > Space D > Limiter
Tr.2 :: Bass
- Rickenbacker 4001 C64 (P.U. select = front + rear)
- Guitar Rig
- ピック弾き。Aメロは比較的定形だがBメロはバースごとに全く違うパターンを弾いている。
Tr.3 :: A.Guitar 1
- YAMAHA FG-520 TBS
- Channel EQ > ADT > Tape Delay
- テープが劣化してるような、はたまたフランジャーが掛かったような不思議な音。一応再現してみた。ただやり過ぎると耳障りなだけので、控えめに。これでも。
Tr.4 :: A.Guitar 2
- YAMAHA FG-520 TBS
- Channel EQ > Compressor > Soace D > ADT
- 本編終了後の♪Can you take me back〜の部分。1フレットにカポ。
Tr.5:: E.Guitar
- Epiphone Elitist CASINO (P.U. select = rear)
- Guitar Rig > Channel EQ > ADT > Exciter
Tr.6 :: Piano 1
- exs24 – Steinway Grand Piano
- Channel EQ > Exciter > Soace D > Tape Delay
- メインのバッキング。リズムギターのトラックと同じ「ゆらぎ」をここにも。
Tr.7 :: Piano 2
- exs24 – Steinway Grand Piano
- Channel EQ > Exciter > Space D
- SE的に入ってるピアノ。高音域の白鍵をチョロチョロ適当に鳴らした。
Tr.8 :: Harmonium
- KONTAKT 5 – Accordion
- Gain > Channel EQ > Exciter > Space D
Tr.9 :: Organ
- Vintage B3
- Compressor > Limiter > Tremolo > Space D
Tr.10 :: Tambourine
- Tambourine (Headless)
- Limiter > Channel EQ > Space D
Tr.11 :: Maracas
- Maracas
- Channel EQ > Compressor > Limiter > Space D
Tr.12 :: SE
- exs24 – Forest Birds
- Bメロ3回目♪The duchess of Kircaldy〜のバックにうっすら聞こえる音。これが適切な選択かどうかはわからないけど直感一発。
History
2013.10.28: version 2.0.1 (Bass EQ、動画とサウンドトラックの同期見直し)
2013.10.27: version 2.0
2003.09.21: version 1.0
Diary
- 宅録ビートルズ・2周目 – THE BEATLES (White Album)総括 (2013/11/24)
- Cry Baby Cry – The Beatles (2013/10/28)
- 宅録ビートルズ・2周目 213 (2013/10/28)
- 宅録ビートルズ・2周目 212 (2013/10/27)
- 宅録ビートルズ・2周目 211 (2013/10/26)
- 宅録ビートルズ・2周目 210 (2013/10/25)
Sources
- Wikipedia English, 日本語
- The Beatles Interviews Database