第8回ビートルズセッション大会 | ma-ru

Live


日時2011年10月8日(土)
場所池袋ma-ru
使用楽器Fernandes RB-80 (ミノールさんから拝借)


ビートルズのコピーバンド “GLOVE LOVE”のポール役・ミノールさんプロデュースのもと、twitterで繋がったビートルズ好きが数ヶ月に一度池袋のma-ruに集う伝説の(?)セッション大会。前回7/9以来およそ3ヶ月ぶりの開催。今回もエントリーさせていだたいた。担当曲数も前回の3曲から倍以上の8曲に。嬉しいと同時にプレッシャーも感じる。担当が多い分、一緒に演奏してくださる他のプレーヤーの方々に迷惑をかけられないという思いが強くあり、事前に行われたリハーサルには日曜ではあったが2回とも参加した。

本番当日。バス移動に手こずって狙っていた新幹線に間に合わず16:00集合の当日リハにはちょっと遅れてしまった。プレーヤーしかいないリハの時点で店内かなりの人数だったが、19:00の開場20分前にはもう鮨詰め状態に。これだけの人数をさばけるように店内のレイアウトをしてくれたマスター。さすがです。ありがとうござました。

今回はこれまでオーディエンスだった方々のうち数人がプレーヤーとしてステージに立たれるということで、自分が忘れかけていた高揚感と緊張感がビシビシ伝わってくる。そういったテンションを共有できることもまた貴重な経験となった。

ミノールさんのプロデュースは相変わらず素晴らしく、これだけ多くのプレーヤーが入れ替わり立ち代り登場するイベントを盛り上げ、かつほぼ定刻で締めるという離れ業をサラリとこなしてしまう。演奏だけじゃない。一流の人は何をやっても一流なんだと痛感させられた。

終了後浜松に帰れるはずもなく、翌日の始発まで店で過ごすというのは前回と同じパターン。^^;;;

Set List

  1. Please Mister Postman
    オープニングを飾ったのは3人のハーモニーが美しくかつ元気のいいナンバー。ブレイクのところで会場全員がハンドクラップ入れるあたりはさすがの反応。
  2. Can’t Buy Me Love
    この曲のポールのボーカルはけっこうキツいという印象なのだが全然難なくこなしてしまう。さすが。
  3. I’ll Follow The Sun
    パーカッションはドラムでも膝でもなくボンゴが登場。これはナイスアイデア!ハモリもきれいでよくまとまってる。
  4. There’s A Place
    みんなの期待を決して裏切らないノボールさんが枕話つきで登場 ^^;;。で、ハーモニカを演奏。ここでもアッサリ始めないところがさすが。で、そのハーモニカがいい。これいい。なんかすごく雰囲気いい。ワクワクする。
  5. A Hard Day’s Night
    ルーシーさんのステージデビュー曲。楽器はカウベル。これだけでも盛り上がるのに、なんとバーバラさんがドラムを!セットリストを事前に共有していたプレーヤーにも知らされていなかった「隠し玉」で、間違いなく今回一番のサプライズだった。
  6. Baby’s In Black
    自分の出番がやってきた。まずはここから6曲。この曲のメロディーラインは自分的にはキツい音域。自分の歌唱力ではエネルギーが溜まった状態じゃないと最後までこなせないことはわかっていたので一番最初に演らせてもらった。
  7. Ticket To Ride
    18歳の時もライブの2曲目に演った思い出の曲。是非もう一度やってみたかった。この曲もハイトーンのコーラスだが所々しか出てこないので前曲に比べればキツくはない感じ。
  8. I Should Have Known Better
    ボーカル&ギターがりいだあさんに交代。事前リハでご一緒できず当日の直前リハで初めて合わせた。A Hard Day’s Nightに続きバーバラさんがドラムを!ノボールさんのブルースハープは基本調のG。ハーモニカ入りのバンド演奏は人生初体験。かなり気持ちよかった。
  9. Come Together
    ギター再びモリユウさん。キーボードにシゲさん。ドラムは神田さんに交代。神田さんとは事前当日ともに一切リハにご一緒できず。これだけの難曲なのにフルメンバーで演奏するのは本番が初めてという恐れを知らない状況…まぁ是非も無いのだが。ギターソロの後ベース1音空振りしてしまいました。失礼しやした orz。
  10. Old Brown Shoe
    一旦スタートしたもののテンポが速すぎてジョージさんのお気に召さず強制終了orz。テンポを落として再開したつもりだったが全然落ちてない…^^;;。ジョージさんは前日喉を痛めてしまっていたにもかかわらずさすがのボーカルを披露してくださった。神田さんとは前曲同様に本番が初めての音合わせ状態。これも相当な難曲だがなかなかイイ感じに。特にミドルエイトのリズムの刻み方が自分的にはドンズバでとても弾きやすかった。
  11. Revolution
    イントロのモリユウさんのギターが始まった時の皆さんの「おおお!」という反応がとても気持ちよかった^^。レコードのテイクとは違う「ドゥー・ワップ」コーラスの入ったPVバージョンのコピー…のつもり。なのだが、♪well, you knowの部分のハモの音程がアマい…orz。演奏の難易度がさほど高くないことに加えて自分的にはフロントセクションの最後の曲という安堵感・達成感もあってアンサンブルの空気に乗りやすかった。
  12. Imagine
    シゲさん+マスターお二人のデュオ。事前リハで演奏されることがなかったのでどんな曲を演るかは二人以外は誰も知らなかったはず。感動的な選曲だがそれ以上にやはり演奏が素晴らしい。
  13. Eleanor Rigby
    ライブ演奏ではなかなか聴けない曲目。バッキングはシゲさんによる独演。これまたすごい。バックボーカルが入る予定だったがどうやら忘れられていたようだ。^^;;;
  14. Your Mother Should Know
    ラベさんがピアノで登場!ma-ruでは初めての演奏とのことなのだがなんというかもう貫禄のステージで全然そんな感じがしなかった。
  15. For No One
    ピアノありきのこの曲。演奏は前曲に引き続きラベさん。途中で入るシゲさんのシンセ(ホルン)がこれまたいい雰囲気。タンバリンも大切。
  16. Wonderful Tonight (E.Clapton)
    マスターがリードギター&メインボーカル。この方、何でもこなしてしまうマルチプレーヤー。歌声もシブい。
  17. Honky Tonk Woman (The Rolling Stones)
    ルーシーさんのカウベルでスタート。オープンGのジョージさんがイントロを引っ張って盛り上げる。で、そこにガツーン!と入ってくるセイトーさんのシャウトとアクション! …異次元への扉が(^^;;
  18. 雨上がりの夜空に (RCサクセション)
    引き続きセイトーさん・オン・ステージ。そして今回初参加のまりえさんがここで登場!
  19. 主は冷たい土の中に
    みんなが楽しみにしていたミッシェルさんのバイオリン。記念すべき初演はフォスターの名曲。御清聴を。
  20. Close to You
    もともと「1曲が精一杯!」と仰っていたが本番1ヶ月前くらいに自らエントリーされた2曲目。
  21. It’s A Small World
    拍手喝采の会場のアンコールに応えていただいての3曲目。弾き始めてまだ7ヶ月?でしたっけ?で人前でここまで弾けるのだからもう素晴らしいとしか言いようがありません。最初から最後まで大感激のステージでした。
  22. I Will
    しんさん登場。ミノールさんのベースはなんとスキャットだ!
  23. In My Life
    ベーシスト・ラブさん登場。メインボーカルのあきらっちさんは「高音王子」の異名を持つハイトーンの持ち主で、リタルタンドの♪In m~~~y life はファルセットではなく地声だとか。間奏のハープシコードっぽいピアノもシゲさんにかかればチョチョイのチョイ。ドラムはさっきまでギターを弾いていたはずのマスター。ほんとにマルチだ。
  24. Nowhere Man
    前回演らせてもらった曲。この曲のベースはシンコペーションだらけなので引っかかったり突っ込んだりしやすいのだがラブさんのベースは音符の繋がりがとても滑らか。前回メインボーカルだった高音王子は今回ポールのパートに。
  25. Sexy Sadie
    クマさん、てるさん登場。前回もセットリストにあった曲でピアノのてるさんが前回のリハ時にちょっと難儀していた曲だったが、今回はリハも本番も余裕すら感じる演奏で聴衆一同大喝采。
  26. Drive My Car
    ベーシスト・タクポさん登場。いつもはたくさん演奏してくれるのだが今回はご多忙だったようで2曲のみ。残念… ToT。ドラムは神田さん再登場。この御方、かなり上手い。カウベルのルーシーさんも再びステージへ。
  27. Oh! Darling
    ベース弾きながらこの曲歌うのってかなり難しいと思う。…しかしタクポさんが2曲だけなんて、やっぱ寂しい。
  28. While My Guitar Gently Weeps
    リードパートを弾いたクマさん。素晴らしかった。ミノールさんの音の出し方がとっても勉強になった。
  29. Rock & Roll (Led Zeppelin)
    クウガさん登場。しかもドラムじゃなくてなんとボーカルである。この方のハイトーン・シャウトは濁りがない逸品。
  30. Stairway To Heaven (Led Zeppelin)
    今回のセットリスト中で最も演奏者が多く、最も長い曲。ラベさん、ルーシーさん、ノボールさん、あきらっちさんのリコーダーアンサンプルは美しかった。クマさんのロックなギター、そして全体を引っ張るミノールさんの力強く正確なボーカル、全てが絡み合って壮大なtuneが完成した。
  31. Wao! (ユニコーン)
    メインボーカルはあきらっちさん。かなりイイ感じでハジけていて…あれだけ体を動かして歌うのって実は難しいと思う。クマさんのライトハンド…ライトハンドなんて久しぶりに見た。ルーシーさんの笑顔は天下一品!大好きな曲を演奏する喜びに満ち溢れているようだった。^^
  32. スターな男 (ユニコーン)
    ピアノで再登場したまりえさん。テクニックもすごいのだが体全体がグイグイ動くその演奏スタイル…カッコよすぎ~♪ クマさんからモリユウさんへのギターのバトンタッチもこれまたカッコよすぎ~♪
  33. 99 (TOTO)
    ワタクシ再登場。セットリスト検討時にミノールさんに「やってみる?」と言われて安請け合いしたのだがよく聴いてみたらこれスラップベース…orz 軽くアセった。フレーズはかなり自己流。原曲とは全然違うかもしれない。リハ前はシゲさん、クウガさんと「無理っぽいからカラオケにしよう」みたいな話をしていたのだが、2回目のリハで初めて合わせた時に思ったほど悲惨じゃなかったのでそのまま残すことにしたのだった。
  34. Just The Way You Are (Billy Joel)
    ジュンコさん、サックス・プレーヤーとしてのデビューステージ。そしてなんとジュンコさんのご主人がメインボーカルを取りつつ奥様を見守る…という劇的なシチュエーションでのステージである。ミッシェルさんのバイオリンと同じく、会場全員の期待を一身に集めての登場だ。最後まで演りきった瞬間のすさまじいまでの拍手・喝采・歓声…。とても良かったよ。
  35. Real Love
    ジョン役のモリユウさんがピアノを弾き語り。Anthologyのビートルズ版のキーはEbだが今回はジョンのオリジナルキーであるDで演奏してた。客席でタンバリン叩いて邪魔しちゃいました。すみませんでした。orz
  36. The Long And Winding Road
    ピアノのてるさんが「リベンジ」と仰ってたこの曲。参加2回目の自分は前々回以前の内容は知らないのだが…何かあったのかな?そうは思えないのだが。シンセが無い編成でNakedバージョンっぽいアレンジ。
  37. Got To Get You Into My Life
    シゲさんがシンセでブラスを奏でる元気のいい曲で閉幕~…。
  38. (アンコール)Long Tall Sally
    そりゃそうでしょアンコール!前回と同じくパワフルなLong Tall Sallyで。

しかし…自ら望んだこととはいえ2週間で3回の上京は経済的にも家庭的にも痛手を残してしまうことに。浮かれすぎて身の丈を忘れてしまっていたということだ。この点は真剣に反省せねばならない。