Beatles Score / TAB – case of Ryohei Kanayama
スコア専用チャンネル設立
2011年から本格的に宅録を動画化してYouTubeにアップし始めて、昨年チャンネルの登録者が10,000人を突破した。
動画に対するコメントはオープンなのであれこれ書き込みをしてもらっている。そこでたまに「スコアかタブ譜が欲しい」と要望される。
ビートルズというのはとにかくドル箱なのであれこれグッズに溢れている。楽譜の類なんて特に需要が多いはずでさすがにもう30年以上前に全曲分発刊されているが、刊行物だとページ数の都合とかでリピート部が端折られたりするのは当たり前。だから曲の最初から最後までフルコピーしようとすると足りない。
それに売っているのにあえて「欲しい」という人は「そんなもん買いたくない・タダで」というムシのいい欲求もあるんだろうとは思う。
YouTube上には「○○○の正しい弾き方」みたいなタイトルの動画が相当数ある。これがなかなか再生回数が多い。
ゲームや時事ネタのようなコンテンツは瞬発的にガーッとPVは稼げるけど打ち上げ花火みたいなもんで持続性はない。でもこの手の「教則ビデオもどき」はきっと「見たい・知りたい」と思ってる人が常時一定数いるんだと思う。なので初速は低くても持続性はあるはずだ。そんなコンテンツだからタイムリーさに拘る必要もない。じっくりゆっくり作れるという点で日々限られた時間しか取れない僕には合ってると思えた。
そこで遅ればせながら僕もそういう動画を作ってみることにした。
今あるチャンネルにアップすると混乱しそうだったので専用のチャンネルを立ち上げた。
チャンネル名どうしよう?
ビートルズのスコア専用チャンネルなので前段は「The Beatles Score / TAB」でいいとして、そのままだとありきたりで数多ある他のものに埋もれてしまいそうなので何かしらのサブタイトルを付けることにした。
よくある「『正しい』弾き方」などというハッタリをかますほどの自信はないので、あくまでも「僕の場合は」というスタンスで。
ネット上では「goldmine1969」というHNを使うことが多いけど、YouTubeでは本名の「Ryohei Kanayama」。おかげさまでYouTubeのビートルズ界隈ではそれなりにこの名前が知られ始めているようになってきてるので今さらgoldmine1969を前に出すと本チャンネルとの関連性が薄れてしまう。そこで「Ryohei Kanayamaの場合=case of Ryohei Kanayama」というサブタイトルを付けた。
「case of」というのは伝説のロックバンドBOΦWYのライブビデオ「GIGS case of BOΦWY」のパクリ。
あと使ってる楽器が彼らと違うとかポジションはそこじゃないとかビートルマニアにありがちなくだらないツッコミを入れさせないためにコメントは閉じた。
というわけで
The Beatles Score / TAB – case of Ryohei Kanayama
で決定。
蛇足なんだけど、この「Ryohei」ってのは日本人以外は正しく発音できない。
英語圏はもちろん、中国語にもこの「りょ」っていう発音がないのだ。韓国はどうなんだろう…アジアの人くらいには読んでほしかった。
さらにoの後にhが入ったりしてるから欧米の人はどう読むんだか全くわからないはず。これまでの経験則だとたいがい「りおーいー」とか「りおーえー」になる。決して「りょうへい」にはならない。
だからできれば使いたくなかった。でも仕方ない。
収益化への道のり
YouTubeのチャンネルから収益を得るためには一定の条件をクリアする必要がある。
僕がここでの収益化を意識し始めたのは多分2012年に入ってからだと思うけど、その頃は
- YouTubeパートナーに登録する
- Google Adsenceに参加する(収益を口座に入れてもらうため)
だけで審査をしてもらうことができた。
チャンネルさえ持っていれば特段意識しなくても収益化ができたのだ。
ところが2017年頃に
- チャンネル内の動画の再生回数の合計が10,000回を超えていること
というのが加わった。
新規参入を考える人にとってはちょっと敷居が上がった格好になったけど10,000回はそれほど困難な数字じゃない。
当時の僕の本チャンネルは登録者が6,000人を超え動画も200くらい挙げていたから10,000程度は余裕でクリアできていて、この変更の影響は皆無だった。
スコア専用のチャンネルを立ち上げたのは2017年12月。
コンテンツを投稿し始めたのは年が明けた2018年1月から。
ここでは最初から収益化を意識していた。
広告を挟んでも見てくれる人がストレスを感じないように楽譜は画面の上部に配置して広告スペースを空けておくレイアウトにした。
本チャンネルは既に登録者が10,000を突破していたので、ここで宣伝すればそれなりにPVは稼げるだろうと思っていたし実際立ち上がりは上々だった。
なのでマメにコンテンツを上げていけば2~3ヶ月で10,000回に到達できるだろうと思っていた。
ところが2018年2月からこの「10,000回」に代わって
- 過去12か月の総再生時間が4,000時間
- チャンネル登録者数1,000人
というのが入ってきた。
これは新参者には相当厳しい。
この条件をクリアできたのは5月末。
登録者数と再生回数のカーブから当初は10か月くらい掛かるだろうという見積りだったけど、半年掛からずに到達できた。
ここからYouTube側での「審査」がスタートしたのだが、収益化の承諾が下りたのは6/29。1ヶ月もかかってしまったが兎にも角にも開設から半年で収益化まで漕ぎつけたわけだ。
めでたしめでたし。
1年目の成果
登録者10,000人超えの本チャンネルが多少の宣伝になるとはいえほぼゼロからのスタートだったが「需要はあるはず」の目論見通り登録者数は順調に伸びて年末までに5,000人を突破。収益は樋口さんと漱石さんが毎月おひとりずつ来てもらえるくらいになった。素材が他人の著作物なので収益率は良くないだろうと思っていたので、これでも万々歳である。
日中は普通にサラリーマンをしてて帰宅してからの作業になるので製作ペースはなかなか上がらない。でも当分ネタは尽きない。
この1年、続けていればそれなりの見返りはあるということがよくわかった。
これなら頑張れそうだ。