The Long And Winding Road (naked version) – The Beatles
composed by John Lennon & Paul McCartney ©1970 Northern Songs Ltd.
君のもとへと続く
長く曲がりくねった道は
決して消えることはない
かつても通ったこの道は
いつでも僕を君の扉へ導いてくれる
1970年に発売されたビートルズのラスト・アルバム「レット・イット・ビー」は事実上解散状態で作業を放棄していたメンバーに代わってプロデューサーのフィル・スペクターが仕上げを行った。アルバムの元々のコンセプトは「オーバーダビングを極力排除した一発録り・ライブ感」だったが録音された音源は荒削りというよりむしろ粗雑なもので、体裁を整えるためにフィルは編集過程でかなり交響楽を加えた。その結果当初意図したものとは違う形で世に出てしまったわけだが、ジョン・レノンやジョージ・ハリスンは「あんな酷いデープからよくこれだけのものをまとめ上げた」とフィルの手腕を高く評価し、後々自分のソロアルバムのプロデュースを依頼することもあった。
一方でポール・マッカートニーは当初のコンセプトに反した仕上がり、中でも彼自身の曲である「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」のアレンジには強い不満を持っていた。
彼にとって「将来発売される映画(アルバムと同時進行で製作が進んでいたドキュメンタリー映画「レット・イット・ビー」)のサウンドトラックとしてフィルの編集した音源が使われるのは不本意」であり、「映画で聴けるテイクが『ありのままの音』なのではないか」と思い至ったことから「レット・イット・ビー」のオリジナルテープからミキシングをやり直して映画の中で聴ける形に限りなく近い音で再リリースするという計画を立案。リンゴ・スターとオノ・ヨーコは同意し、ジョージ・ハリスンも2001年の死の前に同意した。
メンバーは実際のミキシングへはほとんど関与せず、ミキシングの方針はほとんどアビー・ロード・スタジオのエンジニアによって決定さた。新たなオーバーダブをせず本来の「自然なままの」音(=裸、すなわち「ネイキッド」)を生かすことで当時のビートルズが作ろうとしていたアルバムに近づいたことは確かであり、アルバム・タイトルの由来になっている。
My Recording Data
YAMAHAが主催していた音楽コミュニティサイト「プレイヤーズ王国 (2009年10月にサービス終了)」内でとある方から依頼されてバックトラックを作った。依頼主はそれにブルースハープで主旋律を加えて無事公開していただけたようである。
2017年に動画化するにあたって全パート再録音した。
Environment
HostApple iMac MC509J/A
ApplicationApple Logic Pro 10.3.2
Audio I/FNative Instruments KOMPLETE AUDIO 6
Tr.1 :: Drums
- KONTAKT 5 – NI ABBEY ROAD 60S DRUMMER
- Channel EQ > Space D > Limiter > Compressor
Tr.2 :: Piano
- exs24 – Classical Piano
- Channel EQ > Space D > Compressor
Tr.3 :: Bass
- FGN NCJB-10R (all-1/4)
- Guitar Rig > Multipressor > Channel EQ > Limiter
Tr.4 :: E.Guitar
- FGN NCST-10R (center – full)
- Guitar Rig > Rotor > Channel EQ > Compressor
Tr.5 :: Organ
- Vintage B3 (Logic)
- Compressor > Channel EQ
History
2017.09.03: version 1.0
2006.05.21: version 1.0
Diary & Music
- The Long And Winding Road (naked version) – The Beatles (2017/09/03)
- 宅録・The Long And Winding Road (naked version) 01 (2017/09/03)