In Spite Of All The Danger – The Beatles

BONUS TRACKS,The Beatles

composed by Paul McCartney & George Harrison ©1958 MPL Communications Ltd.
 

どんな危険があっても
たとえ何が起こっても
君のためならなんでもする
僕にして欲しいことならなんでも
もし君が僕に誠実でいてくれれば

ポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンの共作。曲そのものはポールの作で、ジョージは「ギターソロを考えた」からクレジットされたという経緯らしい。
ジョン・レノンがメンバーを集め、後のビートルズの前身となった「ザ・クオリーメン」による最初のレコード音源で、録音時のメンバーはジョン(ギター&ボーカル)、ポール(ギター&ボーカル)、ジョージ(ギター&バックコーラス)、ジョン・ダフ・ロウ(ピアノ)、コリン・ハントン(ドラム)の5人。

1958年7月、クオリーメンはフィリップス・サウンド・レコーディング・サービスに赴く。経営者のパーシー・フィリップスは自宅のリビングを改装してホームスタジオを作り、ここで録音した曲をレコードにするというサービスを提供していた。価格は17シリング6ペンス。
彼らはここでバディー・ホリーの「ザットル・ビー・ザ・デイ」とこの曲を録音。これが彼らにとって初めてのレコーディング・セッションであり、初めてのレコード盤だった。

たった1枚だけ作られたこのレコードはロウが25年ほど保管していた。1981年、ロウがこのレコードをオークションに出品しようとしたところポールがこれを買い取り、可能な限り音質を改善するようエンジニアに依頼。その結果50枚ほどのシングル盤が作られ、彼はこれを家族や親しい友人にプレゼントした。

2004年、レコード・コレクター・マガジンはこのレコードのオリジナルプレスは現存するレコードの中で最も価値があるものと位置づけ100,000ポンドの値を付けた(ポールによるコピープレス盤は10,000ポンドと試算された)。

1995年にリリースされた「ザ・ビートルズ・アンソロジー1」に収録されたのが世界に向けた初の公式リリース。
ポールはこの曲を2005年のツアーからセットリストに組み込み、以降も度々演奏している。

Paul McCartney (1989)
'In Spite Of All The Danger’ was actually written by me and George played the guitar solo! We were mates and nobody was into copyrights and publishing, nobody understood — we actually used to think when we came down to London that songs belonged to everyone…. I remember we all went down on the bus with our instruments – amps and guitars – and the drummer went separately. We waited in the little waiting room outside while somebody else made their demo and then it was our turn. We just went into the room, hardly saw the fella because he was next door in a little control booth. “OK, what are you going to do?" We ran through it very quickly, quarter of an hour, and it was all over. I think we paid £5 for that. It was me, John, George, Colin Hanton on drums and Duff Lowe, five of us … I sang the lead, I think so anyway. It was my song.
 

「イン・スパイト・オブ・オール・ザ・デンジャー」は僕が書いてジョージがギターソロを弾いたんだ。僕らは仲間だったし当時は誰も著作権とか版権には知識も興味もなかった。実際僕らは僕らが作った曲はメンバーみんなのものなんだってずっとそう思ってたよ。ギターとアンプを持ってバスに乗って店に行ったのを覚えてる。ドラマーは別の車だったな。着くと前の誰かがデモか何かを作っててその間は外の小部屋でしばらく待ってて、そしていよいよ僕らの番さ。部屋に入ったんだけど店の男はよく見えなかったな。彼は隣のコントロールブースにいたからね。そして「オーケー、何を演るんだい?」と聞かれた。僕らは手際よく演ったよ。15分くらいで全てを終えた。払ったのは5ポンドだったかな。そのくらいさ。ジョンとジョージと、ドラムのコリン・ハントンとダフ・ロウの5人で…僕がリードを歌ったと思うけど、違ったかな?とにかくこれは僕が書いた曲なんだ。

 


My Recording Data

Environment

HostApple iMac MC509J/A
ApplicationApple Logic Pro 10.4.4
Audio I/FNative Instruments KOMPLETE AUDIO 6

 

Tr.1 :: Drums

  • Drum Designer (Logic)
  • Channel EQ > Compressor > Limiter > Chroma Verb

 

Tr.2 :: Guitar 1

  • Headway HD-113 SE/STD (tuning +30cent)
  • Channel EQ > Compressor > Limiter > Chroma Verb
  • Score / TAB

 

Tr.3 :: Guitar 2

  • Gibson 1960s J-160E (tuning +30cent, tone=10)
  • Guitar Rig > Channel EQ > Compressor > Chroma Verb
  • Score / TAB

 

Tr.4 :: Guitar 3

  • Gretsch Tennessee Rose (tuning +30cent, front – low)
  • Guitar Rig > Channel EQ > Compressor > Chroma Verb
  • Score / TAB

 

Tr.5 :: Piano

  • exs24 – Classical Piano (tuning +30cent)
  • Channel EQ > Exciter > Chroma Verb

 

Tr.6 :: Noise

  • アナログレコードのプチプチノイズ。冒頭だけ。

 


History

2019.05.25: version 1.0

Diary